光回線とは?メリット・デメリットや通信速度が速い仕組み、選び方を解説

この記事では、光回線のメリット・デメリットや光回線の仕組みについて解説します。法人向けの光回線の特徴や選ぶ際におさえておきたいポイントについても合わせて紹介しています。最後まで読めば、光回線というものがどういったものなのかがわかるはずです。
光回線とは?メリット・デメリットや通信速度が速い仕組み、選び方を解説

光回線とは?

光回線とは?

光回線とは、光ファイバーケーブルを利用した通信回線のことです。光の特性を利用した伝送方式で電磁波の影響を受けないので、回線が非常に安定しています。また、電話回線など他の有線回線より通信速度が速いことも特徴の一つです。

光回線の仕組み

光回線のおおまかな仕組みは、電気信号として送り出した情報を光信号に変換し光ファイバーを通して伝達、届いた光信号を再び電気信号に変換して情報を受け取るというものです。電気信号と光信号の変換にはONU(光回線終端装置)を使用します。インターネットを利用するには、ONUとルーターなどのデバイスをLANケーブルを使って接続する必要があります。

電気信号は、電気の変調を利用してデジタル情報を信号に変換しています。一方、光通信が利用しているのは光の点滅です。通信速度は、電気信号なら電気の変調の回数、光信号なら光の点滅回数によって変わります。これらの回数が多ければ多いほど通信速度は速くなり、大容量の情報を送れるわけです。電気の変調に比べて、光は点滅させる回数の上限がはるかに高いので、通信速度は光回線の方が速くなります。

Wi-Fi®との違い

光回線は光ファイバーを利用した通信回線の一つです。対するWi-Fiは電波を利用し無線で通信する技術のことを指します。Wi-Fiを利用するためには光回線などの通信回線とWi-Fiルーターの両方が必要です。

光回線利用の4つのメリット

光回線利用の4つのメリット

光回線以外にもインターネットに接続する手段としてケーブルテレビ回線を利用したCATV(Cable Television)や携帯の基地局の電波を利用したモバイル回線などがあります。これらと光回線を比べた場合のメリットを解説します。

メリット1 通信速度が速い

CATVやモバイル回線と比較しても、通信速度は光回線の方が高速です。CATVのメインはテレビ視聴なので、テレビ放送用の同軸ケーブルを回線に使用しています。光回線とCATVの最大速度は10倍ほど差があるといわれています。モバイル回線は無線通信です。建物など障害物の影響や電磁波などの干渉で通信速度が低下しやすくなります。

メリット2 通信環境が安定している

光回線やCATVは有線通信なので、安定した通信を確保できます。一方、モバイル回線は障害物や電磁波の影響で、通信環境が不安定になる傾向にあります。

メリット3 通信制限がない

光回線は月額固定料金で通信制限がないことがほとんどです。通信制限を設けているプロバイダも一部ありますが、上限はかなり高く設定されているので、よほどのことがない限り制限に引っかかることはないでしょう。

CATVは同軸ケーブルを利用しているため、流合雑音(りゅうごうざつおん)という上り方向ノイズが発生しやすくなります。流合雑音が発生すると、インターネットや電話がつながりにくくなります。これを防ぐためにCATVでは1日のデータ利用量を30GBに制限し、30GBを超えた場合は上り速度を制限するという対策が取られています。

モバイル回線でもネットワークの通信容量を契約者全員が平等に利用できるように、契約しているデータ通信量を超えた場合や一定期間に大量の通信を使用した場合に速度制限がかけられます。

メリット4 Wi-Fiとしても利用もできる

光回線は無線LANルーターに接続すればWi-Fiとしても利用可能です。Wi-Fiで利用すればスマートフォンやタブレットを接続できるので、モバイル通信のデータ通信量の節約にも役立ちます。

光回線利用の4つのデメリット

光回線利用の4つのデメリット

高速通信で安定している光回線にもデメリットがあります。ここからはデメリットについて解説しましょう。

デメリット1 開通工事に立会が必要な場合がある

光回線の開通工事には屋外のものと屋内のものがあります。立会が必要となるのは屋内工事です。一般的な工事時間は1~2時間ほどかかります。屋内に光コンセントがある場合は、すでに光回線が建物に導入されているため、開通工事は不要です。

デメリット2 開通までに時間がかかる

法人向け光回線は、工事が必要な場合、申し込みから開通まで約1ヶ月から3ヶ月はかかるとみておくといいでしょう。3月から5月の引っ越しシーズンは新規申し込みが増えるため、特に工事予約が取りづらくなります。業務に支障が出ないように、余裕を持ったスケジューリングが必要です。

デメリット3 持ち運びができない

光回線はモバイルルーターのように持ち運びできません。光回線を導入した建物内での利用に限られます。外出先ではスマートフォンでのテザリングやモバイルルーターを利用するといいでしょう。

デメリット4 建物の構造や立地で利用できないことがある

建物の構造や立地、提供エリアによっては光回線を利用できない場合があります。例えば、建物が申し込みたい光回線対応エリアの外にある場合や物理的に光回線を通せない構造の建物だった場合などです。

光回線の代表的な種類は4種類!それぞれの特徴を解説

光回線の代表的な種類は4種類!それぞれの特徴を解説

光回線の種類は提供する業者によって大きく4つに分類できます。

フレッツ光

フレッツ光はNTTが提供する光回線です。別途プロバイダと契約することで、日本全国で利用できます。

光コラボレーション

プロバイダと光回線がセットになっているものです。代表的な回線は、ドコモ光やRakuten光、SoftBank光、ビッグローブ光などがあります。使用する光回線はNTTの回線です。また、スマートフォンとのセットで契約するとお得になるものもあります。プロバイダがセットになっていないものも一部あるので確認が必要です。

ダークファイバー

NTTの予備回線を利用している光回線です。提供エリアは限定的ですが、フレッツ光や光コラボレーションとは別の回線を利用しているので混雑しません。そのため、通信速度は高速で安定しています。

電力会社系光回線

電力会社が独自に整備した電線を利用している光回線です。NTTの回線よりも利用者が少なく、高速通信が可能で、安定性もあるのが特徴です。電力とセットでの利用で、月額料金の割引などの特典が用意されています。電力会社独自の電線のため、電力提供エリア以外での利用はできません。

光回線の配線方式は3種類

光回線の配線方式は3種類

最寄りの電柱から屋内に光回線を引き入れるところまでは、光ファイバーを使用します。戸建の場合は、引き込んだ光ファイバーをONUに接続、LANケーブルでルーターにつなげばインターネットを利用可能です。

集合住宅やオフィスの場合は、共有部分に引き込んだ光回線を各部屋へ配線する必要があります。配線方式は3種類あります。

光配線方式

共有部分から各部屋にも光ファイバー使用して配線する方式です。光配線方式の場合、室内に光コンセントを取り付けて、ONUと接続します。すでに回線工事済みの場合は、光コンセントが設置してあります。光配線方式は通信速度が速く安定性もあります。

LAN配線方式

共用部分から室内までをLANケーブルでつないでいるのがLAN配線方式です。LAN配線方式の場合は、各部屋の壁にLANポートの差込口が設置されています。光配線方式よりは回線品質は劣りますが、ONUは不要でインターネットに接続可能です。

VDSL方式

VDSL(Very high bit-rate Digital Subscriber Line)方式は共用部分から電話回線を利用して各部屋につなぐ方式です。電話回線はアナログ回線なので、理論上の最高通信速度は光回線の10分の1程度しか見込めません。また、電話線自体にノイズ対策がなされていないため、電磁波の影響を受けやすく、通信速度が極端に低下したり、急にインターネットにつながらなくなったりします。

法人向け光回線の5つの特徴

法人向け光回線の5つの特徴

法人向けの光回線には、個人向けのものにはないサービスが含まれています。法人向けの光回線の5つの特徴を紹介します。

特徴1 固定IPアドレスの有無

法人向け光回線では固定IPアドレスの取得が可能です。標準サービスかオプションサービスかは、契約する業者によって変わります。

一般的にインターネットに接続する際には、グローバルアドレスを使用します。グローバルアドレスは日本においてはJPNICが管理し、プロバイダ(ISP)がユーザーに割り当てています。機器の再起動などのタイミングでIPアドレスは変化します。

リモートワークなどで社内ネットワークに外部から接続する場合、IPアドレスが変わってしまうと、接続できません。そのため、固定IPが必要になります。

特徴2 VPNによるセキュリティ対策

固定IPサービスを使える法人向け光回線では、VPN(Virtual Private Network)の利用が可能です。リモートワークやクラウドサービスの利用だけではなく、顧客の個人情報や会社の機密情報など漏えい厳禁のデータも多く取り扱うため、セキュリティが課題となります。

VPNは暗号化したデータをカプセル化し、仮想的なトンネルを通して通信する技術です。データのやり取りには認証が必要になります。VPNを利用することでセキュリティ強化の対策が可能です。

特徴3 自社の専有型回線の有無

法人向けサービスとして1つの光回線を独占して利用できる専有型回線を提供している業者もあります。専有型回線を利用すれば、回線の混雑による通信速度の低下の心配もありません。

また、共有型回線は回線の混雑防止や通信品質の確保などのために、データ通信量に上限が設定されている場合があります。個人での利用では問題のない上限であっても、法人で利用する場合は、データ量が膨大なため上限を超えてしまい通信制限を受けるかもしれません。法人で光回線を利用するのであれば専有型回線が向いているといえます。

特徴4 サポートが充実している

法人向け光回線サービスでは、法人専用のサポート窓口が用意されていることがほとんどです。個人向けのサポート窓口のような混雑がなく、24時間365日サポートを受けられることもあります。法人向け回線専門スタッフが対応するため安心です。

特徴5 法人名義での領収書の発行

法人向け光回線サービスでは、法人名義での領収書が発行可能です。請求書が法人名義でないと経理処理が複雑になってしまうこともあります。

法人向け光回線を選ぶ5つのポイントを紹介

法人向け光回線を選ぶ5つのポイントを紹介

法人向け光回線を選ぶために押さえておきたい5つのポイントがあります。

ポイント1 プロバイダ

光回線を使用するためには、回線業者とプロバイダの2社と契約するのが一般的です。但し、法人向けのサービスを行っていないプロバイダも多くあるので、契約時に注意が必要です。

また、法人向けの光回線には回線とプロバイダ一体型のサービスを行っている業者もあります。一体型であれば、通信障害などのトラブルの際、回線かプロバイダか原因の切り分けをしなくても対応をしてもらえます。契約や請求を一本化できるというのもメリットです。

ポイント2 通信速度

自社の業務に支障のない通信速度が確保できるかというのもポイントの一つです。通信速度が遅すぎると業務に支障が出ます。反対に業務には1Gbps程度で十分という状態で、10Gbpsの契約をしてしまうと、不要なコストがかかってしまいます。契約前に自社の業務にあった通信速度を見極めるようにしましょう。

ポイント3 提供エリア

今後、事業所の移転や拡張などを予定している場合は、特に提供エリアが重要になります。たとえ、全国的にサービスを展開している通信事業者であっても、一部地域は対応していないこともあります。提供エリアに制限がないか、事前に調べておきましょう。

ポイント4 回線タイプ

法人で利用するのであれば、セキュリティ面や通信品質から専有型回線の利用が適切です。専有型回線にも主に「ベストエフォート型」「帯域確保型」「帯域保証型(ギャランティ型)」の3つの種類があります。

理想的な環境での想定最大通信速度を提示する「ベストエフォート型」は、使用条件によって、通信速度が変化し、必ずしも最大通信速度が保証されているわけではありません。ただし、低価格で利用できるというメリットがあります。

「帯域確保型」は、通信事業者の設備運用によって契約帯域に近い帯域を確保するサービスです。保証の範囲は通信事業者によって違う場合があるので、確認が必要です。ベストエフォート型に比べるとコストは割高になります。
「帯域保証型(ギャランティ型)」は、一般的に通信事業者からONUまでの範囲の帯域を保証しています。パソコンなどの情報端末の帯域は保証されません。常に大量のアクセスが想定されるシステムに向いているサービスです。他の2つに比べると、コストが高くなります。

ポイント5 サポート体制

法人向けの光回線では、通信トラブルがビジネスに直接影響する場合もあります。通信トラブルは時間によらず発生するため、たとえ夜間や早朝であっても迅速にサポートが受けられるかどうかが重要になります。不測の事態に備えて、オンサイト保守にも対応しているとさらに安心です。

光回線の法人契約なら楽天モバイルの「KŌSOKU Access」がおすすめ!

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KŌSOKU Accessは専有型回線のため、高速通信で安定した接続を確保できます。SRv6技術を用いた独自ネットワークを使用し、回線障害が発生した場合も自動でルートが切り替わるため、通信が継続可能です。

全国をカバーする楽天モバイル回線エリアの設備や環境を活用しているKŌSOKU Accessは、日本全国のほとんどのエリアで利用できます。 ※1

KŌSOKU Accessでは、ベストエフォート型のStandardプランと帯域確保型のPremiumプランがあります。2026年1月現在、それぞれの料金プランは次のとおりです。


Standardプラン(ベストエフォート型)
プラン名 帯域 月額料金
1Gbps 上下最大1Gbps※2 19,800円
(税込21,780円)
3Gbps 上下最大3Gbps※2 48,000円
(税込52,800円)
10Gbps 上下最大10Gbps※2 136,000円
(税込149,600円)

Premiumプラン(帯域確保型)
プラン名 帯域 月額料金
300Mbps確保プラン 上下最大1Gbps※2
(300Mbps※3)
265,000円
(税込291,500円)
500Mbps確保プラン 上下最大1Gbps※2
(500Mbps※3)
325,000円
(税込357,500円)
1Gbps確保プラン 上下最大10Gbps※2
(1Gbps※3)
475,000円
(税込522,500円)
  • ※1 一部地域を除く。詳細な提供エリアについては、別途お問い合わせください。
  • ※2 理論上の最大値であり、この通信速度を保証するものではありません。
  • ※3 記載の速度を保証するものではありません。
  • 別途契約事務手数料3,000円(税込3,300円)がかかります。最低利用期間はサービス開始月から13カ月目の月末までとなります。最低利用期間内のご解約の場合、残月数分の月額料金を一括でご請求いたします。

Standardプラン(ベストエフォート型)、Premiumプラン(帯域確保型)ともに初期工事費用は100,000円(税込110,000円)です。

また、どちらのプランにおいても3つの固定IPアドレスが標準装備されています。4つ以上の固定IPアドレスが必要な場合はオプションで追加することも可能です。


オプション
プラン名 内容 月額料金
IP8アドレス 利用可能固定IP数:6
サブネット:/29
13,000円
(税込14,300円)
IP16アドレス 利用可能固定IP数:14
サブネット:/28
28,000円
(税込30,800円)
IP32アドレス 利用可能固定IP数:30
サブネット:/27
54,000円
(税込59,400円)
IP64アドレス 利用可能固定IP数:62
サブネット:/26
99,000円
(税込108,900円)

次の表は2026年1月でKŌSOKU Access Standard1Gbpsプランと他社の月額料金を固定IP1個/1Gbpsで比較した一覧表です。KŌSOKU Access Standard1Gbpsプランは他社の同等プランに比べ、最大で22,200円(税込24,420円)も月額料金がおトクになります。


1Gbpsプランにおける他社比較
1Gbpsプランにおける他社比較
  • 固定IP1個/1Gbpsでの比較。A社、B社それぞれのプラン料金の比較。2026年1月。楽天モバイルは、Standardプラン(ベストエフォート型)の場合。
  • 別途契約事務手数料3,000円(税込3,300円)必要。最低利用期間はサービス開始月から13カ月目の月末まで。最低利用期間内の解約の場合、残月数分の月額料金を一括で請求。

KŌSOKU Accessの月額料金がおトクな理由は、光回線とプロバイダサービスの一括提供にあります。通常、インターネットの利用には回線業者とプロバイダの両者との契約が必要です。そこを一つにまとめることで低価格を実現しています。

光回線の法人契約でお悩みなら、楽天モバイルの「KŌSOKU Access」をぜひご検討ください。

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