eSIMの使い方を理解するために、以下の4つに分けて解説します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
eSIMを使うために必要なものは、以下の4つです。
まずは、eSIMを利用するには対応したデバイスが必要です。
例えば、iPhoneでは2018年に発売されたiPhone XR/XSシリーズ以降の全機種がeSIMに対応しています。また、iPadでも対応している機種はあります。
AndroidTMでは、Google Pixelは、Pixelシリーズ・Pixel aシリーズともに4以降が対応です。Pixelのほかにも、XperiaやAQUOS、Galaxyなど複数の機種でeSIM対応デバイスがあります。
楽天モバイル公式Webサイトでは、人気のAndroidやiPhoneをはじめとした多彩なラインアップを取り揃えています。目的や予算にぴったりな一台を探してみてください。
※法人向けは楽天モバイル「法人のお客様」で販売している製品をご確認ください。
eSIMを利用する場合には、自身のデバイスが対応しているかどうか確認しましょう。また、eSIM対応デバイスの他にインターネット環境も必要です。eSIMの設定が完了し、モバイルデータ通信ができる状態になる前にインターネット接続して手続きする必要があるからです。
実際の手続きには、QRコードまたはアクティベートコードを使います。サービスを有効にするために必要です。
また、eSIMを使用するにはeSIMキャリアの契約が必要になるため、対応しているキャリアで契約を行いましょう。「Rakuten最強プラン ビジネス」はeSIMに対応しており、ニーズに合わせたプランがお選びいただけます。
次に、eSIMの初期設定を順番に紹介します。
この手順に従って、設定を行ってください。
初期設定が完了したら、eSIMを有効化します。
eSIMの設定ではいくつか注意点があるので気をつけておきましょう。
また、トラブルが発生したときにはプロファイルの再インストールが必要になる場合があります。その場合は、一度プロファイルを削除して、再インストールしてください。
デバイスがeSIMに対応していなければ、設定できません。設定を行う前に、対応している機種かどうか確認しましょう。
eSIMの設定時には、安定したインターネット環境が必要です。インターネット環境が整っているか確認しましょう。ただし、公共のWi-Fiの場合セキュリティ対策が万全ではないケースもあるため、設定する場所や使用するインターネット環境は注意するようにしてください。基本的には、社内のインターネット環境や自宅のインターネット環境で設定するほうが安全です。
eSIMを使うのが向いているケースの具体例を2つ紹介します。
それぞれ、向いている理由を詳しくみていきましょう。
複数の国に出張する場合でも、eSIMを活用すれば柔軟に通信プランを変更できるため、おすすめです。
例えば、ヨーロッパやアジア、アメリカなど頻繁に行き来する場合でも、eSIMで通信プランを切り替えできます。現地の通信プランを選ぶと、海外ローミングよりも通信費用を抑えられるためおすすめです。
eSIMの導入により、海外出張が多い企業は柔軟性、コスト効率、管理の簡素化、セキュリティの向上といった多くのメリットを受けられます。これらの利点を活用すると、出張業務がスムーズで効率的に行えるようになるのです。
個人で活動していて、海外でも通信する必要がある人に適しています。例えばインフルエンサーで、海外滞在中にもSNSを更新する必要がある場合なども、eSIMであれば現地の通信プランを選べるからです。
またフリーランスで旅をしながら、インターネットを使って仕事するライターやプログラマーの場合にも、eSIMを活用すれば現地の通信プランに切り替えができます。
フリーランスやインフルエンサーがeSIMを利用することは、柔軟な通信プランの選択、コスト削減、簡単な管理、セキュリティの向上、そして継続的なオンラインプレゼンスの確保など、多くのメリットがあります。これにより、より効率的で効果的な仕事が可能となり、海外での活動がスムーズに行えるでしょう。
ここからは、eSIMに関するよくある質問について紹介します。
基本的に違いはありません。ただし、機種によってeSIMに対応しているかどうかを確認する必要があります。使用する予定の機種がeSIMに対応しているかどうか確認しましょう。
eSIMでもSIMカードでもMNPはできます。SIMカードの場合、物理的な交換も必要ですが、eSIMではWebサイトやアプリを使用してアクティベートするため、物理的な交換が不要です。お使いのスマホそのままで楽天モバイルのSIMを使う方法については、「[ SIM ]お使いのスマホそのままで楽天モバイルのSIMを使う方法」をご覧ください。
事前に渡航先の国で、eSIMが利用可能か確認しておきましょう。また、実際に変更するときに設定方法がわからなくならないように、事前に把握しておくことをおすすめします。
eSIMの使い方について詳しく解説しました。設定自体は比較的簡単ですが、デバイスの互換性やインターネット接続などの注意点を守ることでスムーズに利用できます。
特に海外出張やフリーランスの方にとって、eSIMは非常に便利なツールです。さらに詳しい情報が必要な場合は、「eSIM(イーシム)とはなにか?SIMカードとの違いと、メリット・デメリットを解説」記事も参考にしてください。