導入背景
私用スマホの併用。精算・セキュリティ・運用負荷の課題
同社では以前、社員が個人契約したスマホを業務に使用する方式で運用していました。しかし、経費精算やセキュリティ、端末の一元管理など、多くの課題が生じていました。
佐藤強様「私用スマホとの併用はコスト面で見れば一見合理的ですが、実際は精算処理が煩雑で、端末ごとの利用状況を把握できない点が大きなネックでした。さらに、メインのコミュニケーションツールと当社の利用環境が合わず、業務のミスマッチも感じていました。」
導入検討が始まった当初から、現場側でも明確なニーズが存在していました。
佐藤強様「スマホの導入については、開発本部からの要望も強かったんです。リモートワークを含む多拠点環境で、実機によるアプリ検証や緊急対応のために、通信が安定した法人スマホが必要だという声が上がっていました。」
こうした背景のもと、情報システム部では法人スマホ契約とMDMの導入による運用体制の再構築が進められました。
佐藤強様「精算業務の削減や、端末をまとめて管理できる体制をつくることが大きな目的でした。情報システム部としても、安全で見える運用を実現するには、法人スマホとMDMの組み合わせが不可欠だと感じていました。」
採用の決め手
コストと提案力、そして現場ニーズとの親和性。総合的に納得できた選択
複数の通信キャリアを比較検討する中で、同社が最終的に選んだのは楽天モバイルでした。コストパフォーマンスの高さと提案内容の納得感、そして現場で求められる要件を満たしていたことが、導入の決め手となりました。
佐藤強様「法人スマホの検討を始めたとき、正直いくつかの選択肢がありました。しかし、通信費を抑えながら、セキュリティや運用面で必要な機能がそろっていたのが楽天モバイルでした。提案の内容も非常に現実的で、我々がやりたい運用とマッチしていたことが大きかったですね。」
佐藤強様「LINEが使えることは、当社にとって大きな要件のひとつでした。営業やバックオフィスだけでなく、ライブ当日の連絡などでもLINEは使われていて、Zoom Phoneでは代替できなかったんです。楽天モバイルのスマホなら、それがスムーズに運用できるという点が魅力でした。」
活用方法①
通話、検証、緊急連絡まで。現場ニーズに寄り添う多用途なスマホ活用
同社では、導入したスマホを通話や連絡手段として活用するだけでなく、リモート環境下での業務遂行や外部パートナーとのやり取りにも利用。業務フロー全体を支えるインフラとして機能しています。
佐藤強様「営業部門やバックオフィスの社員はもちろん、リモートワークのスタッフや外部パートナーとの連絡手段としてもスマホを活用しています。会社として、連絡環境を統一できたことで、情報共有のスピード感や信頼性も高まりました。」
アーティストとのリアルタイム連携や、開発現場での検証作業でも活用が進んでいます。
佐藤強様「ライブの現場対応は夜間に発生することも多く、サービスが不安定なときはすぐに連携する必要があります。そういうときはメールやチャットよりも、通話が一番早くて確実なんです。また、私たち開発チームでは、アプリの挙動確認を実機で行う場面が多くあります。以前は通信の不安定さがあると、『原因がアプリなのか回線なのか』の切り分けができず困っていましたが、楽天モバイルは通信品質が安定しているので、システム側に集中してトラブルシューティングができるようになりました。」
活用方法②
柔軟なルールと一元管理。社員の使いやすさと運用の安心を両立
同社では、MDMを使い、情報システム部がスマホの端末管理を一元的に実施。セキュリティと自由度のバランスを保ちながら、現場が使いやすいルールを整備しています。
佐藤真耶様「業務に必要なアプリだけをインストールできるよう、ホワイトリストを作って管理しています。ただ、社員から『このアプリを使いたい』という希望がある場合は、申請してもらえれば都度許可しています。基本的にプライベート利用は禁止ですが、業務の都合上どうしても夜間利用が発生することもあり、厳しすぎないシンプルなルールで運用しています。MDMを活用することで、情報システム部による管理の見える化と効率化も進んでいます。」
佐藤真耶様「あるとき社員から『スマホが見つからない』という連絡があったのですが、MDMの位置情報で確認したら、社内にあると表示されていて(笑)。結果的にすぐに発見できました。また、スマホへの一斉通知も便利で、特定のメンバーにだけ送ることもできます。さらに、通信料の状況も部署ごとに可視化できるので、経費精算の手間もなくなりました。業務的にも精神的にもすごくラクになりましたね。」
導入効果
通信費・精算業務・セキュリティ。業務基盤の改善と可視化を同時に実現
同社では、法人スマホ契約とMDMの導入により、通信費の大幅削減や精算業務の廃止、端末管理体制の強化など、業務全体にわたる効果を実感しています。
佐藤強様「まず一番大きかったのは通信費の削減ですね。私用のスマホを個別契約していた頃と比べて、全体の通信費を約40%も抑えることができました。さらに、それまで社員が都度請求していた通信費の経費精算業務をまるごと廃止できたのも大きな変化です。社員にとっても情報システム部にとっても、煩わしい業務がなくなりました。部署ごとの通信料もMDMの管理画面から一目で把握できるようになり、管理と運用の効率が格段に上がりました。」
端末の一元管理やセキュリティ強化という点でも、MDM の導入は大きな効果を発揮しています。
佐藤真耶様「私用スマホとの併用は、端末自体を管理する手段がそもそもなかったのですが、今は物理的な管理が可能になり、セキュリティ面でも安心感があります。情報漏洩や不正利用のリスクを減らせますし、何よりスマホに何が入っていて、誰がいつどこで使っているのか?が可視化されている状態は、運用としてとても理想的だと感じています。スマホへの一斉送信で社内のお知らせを確実に届けられますし、社内コミュニケーションのスピードも向上しました。」
今後の展望
つながりの進化が、THECOOの未来をつくる。リアルとデジタルの融合、その先へ
同社では、リアルとデジタルを横断するエンターテインメント体験をさらに広げていく構想を描いています。コンサートや配信にとどまらず、文化や趣味を軸に世界中の人々がつながるネットワークの構築を目指しています。
佐藤強様「私たちが取り組んでいるのは、ファン同士がつながる体験をもっと大きく、もっと面白くすることです。音楽や芸能だけじゃなく、スポーツや趣味、カルチャーの集まりなども含めて、多様な「文化のプラットフォーム」を広げていきたいと考えています。
グローバル展開についても、J-POPなど日本のカルチャーを発信するだけでなく、海外の文化も柔軟に取り入れて、相互に混ざり合うような世界観をつくっていけたらと考えています。」
こうした構想を支えるうえで、通信インフラや端末管理の柔軟性は重要な要素です。同社では今後も、楽天モバイルが提供する法人スマホとMDMを基盤に、安心で自由な運用体制を進化させながら、リアルとデジタルのつながりの可能性を拡張していくお手伝いをしてまいります。
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