法人のインターネット契約は個人契約とどう違う?特徴や価格を解説

法人がインターネット回線を契約する際、重視する項目として価格があります。個人契約のほうが法人契約よりも、安価で敷設できることに気づいた方もいるかもしれません。従業員が少ない法人など、個人契約で済ませようと考えるケースもあるでしょう。しかし法人向けのインターネット回線を選ぶことで、法人にマッチするサービスを受けることができます。

この記事ではインターネット回線契約を取り上げ、法人契約と個人契約の違いを解説します。回線の特徴や法人契約ならではのメリットも取り上げますので、回線選びの参考にしてください。

法人のインターネット契約は個人契約とどう違う?特徴や価格を解説

法人契約と個人契約ではインターネット回線の価格や内容が異なる

法人契約と個人契約ではインターネット回線の価格や内容が異なる

同じ運営会社が提供するインターネット回線でも、法人契約と個人契約では価格が異なる場合が多いです。法人契約は個人契約と比べて、ランニングコストが高くなる場合も多いでしょう。

一方で法人契約の場合は個人契約にはない、業務に適したサービスやサポートを受けられます。帯域確保型や帯域保証型のプラン、オンサイトサポートを受けられるプランを選べることは、代表的な例です。

インターネットの利用にかかる料金の種類

インターネットを利用する際には、さまざまな料金が発生します。新規契約して回線を設置する際には、以下の料金がかかります。

  • 初期費用
  • 契約事務手数料
  • 工事費用

設置後は月額費用として、毎月以下の料金を支払います。

  • インターネットの回線費用
  • プロバイダーの月額料金

なお楽天モバイルのKŌSOKU Accessを利用される場合、プロバイダーとの契約は不要です。回線費用のみで、インターネットをご利用いただけます。

関連サービス

KŌSOKU Access

法人向けの超高速インターネット接続サービス。
幅広いエリアで高速通信を実現しながらも、低価格でのご提供を可能にしました。お客様の拠点から最寄りの通信局へ専用の光ファイバーを敷設するため、混雑する時間帯でもスムーズにご利用いただけます。

法人のインターネット契約は法人向けのプランをおすすめする4つの理由

法人のインターネット契約は法人向けのプランをおすすめする4つの理由

法人がインターネットの回線契約を結ぶなら、法人向けのプランをおすすめします。業務の遂行に欠かせないサービスやサポートを受けられること、安定したインターネット回線を利用できることが、代表的な理由です。ここからは法人向けのプランをおすすめする理由を、4つに分けて解説します。

法人名義で契約でき、請求書や領収書が法人宛てに発行される

法人向けのインターネット回線は、法人名義で契約できます。請求書や領収書も、法人宛てに発行されます。法人名義の銀行口座から引き落とし処理を行うことも可能です。

一方、個人向けのインターネット回線では、口座振替やクレジットカード払いとなるケースが多いでしょう。クレジットカード払いの場合、領収書ではなく支払明細書が発行されます。支払明細書は税法上では領収書として扱うことができないため、注意が必要です。

業務に適した回線を提供してもらえる

安定的な業務の遂行に寄与する回線を提供してもらえることも、法人向けプランをおすすめする理由の一つです。3つに分けて、その理由を確認していきましょう。

自社専用の回線を用意できる

自社専用のインターネット回線を用意できることは、法人向けの回線をおすすめする代表的な理由の一つです。法人向けの回線には、一つの法人向けに専用の回線を提供する「専有型」を提供する事業者もあるためです。一方で個人向けは、複数の利用者で共有する「共有型」の回線が一般的です。

楽天モバイルが提供する「KŌSOKU Access」は、光ファイバーを貴社の拠点へ直接提供します。回線は貴社専用の「専有型」ですから、他社や他のユーザーの影響を気にせず、安定した通信を行うことが可能です。

個人向けの回線と比べて帯域幅が広い

個人向け・法人向け両方のインターネット回線サービスを提供する会社の場合、法人向けのほうが個人向けよりも帯域幅が広い場合があることも、おすすめする理由に挙げられます。楽天モバイルの法人向けプラン「KŌSOKU Access Standardプラン」と、個人向けプラン「楽天ひかり」を比較してみましょう。

帯域幅のプラン KŌSOKU Access
Standardプラン
楽天ひかり
最大10Gbps
最大1Gbps
最大200Mbps
最大100Mbps

法人向けプランは個人向けプランに比べて、帯域幅の広いプランを契約でき、より速く通信できる可能性があります。多くの従業員で回線を使う場合でも、法人プランなら快適に利用しやすくなります。

帯域確保や帯域保証など、接続が安定したサービスも選べる

画面越しに対話するサポート業務やクラウドアプリを頻繁に利用する業務の場合、一瞬でも速度低下を起こし得る通信回線は採用しにくいでしょう。このような用途に向けて、法人向けのインターネット回線では2つのサービスを用意しています。

  • 回線事業者が一定の帯域を事前に確保する「帯域確保型」の回線
  • 回線事業者が一定の速度を保証する「帯域保証型」の回線

上記のサービスを活用することで、途切れにくく安定して使えるインターネット環境を用意できます。

固定IPアドレスを使える

固定IPアドレスを使えることも、法人向けのインターネット回線を選ぶ理由に挙げられます。「KŌSOKU Access」では、標準で3個の固定IPアドレスが料金に含まれています。

個人向けプランでも別料金を支払えば固定IPアドレスを利用できる場合がありますが、1個ずつの契約となる場合が多いです。KŌSOKU Accessでは、11個または27個というまとまった単位で固定IPアドレスを有料で確保することも可能です。プランによっては、固定IPアドレス1個当たりの料金が個人向けプランより安価となるケースもあります。

いざというときはオンサイト対応を受けられる

法人のインターネット回線にトラブルが発生すると、業務を進められなくなるケースも多いでしょう。時間が経過すると影響も大きくなるため、早期に解決したいものです。この要望にこたえるため、回線事業者の技術者が貴社に訪問して対応する「オンサイト対応」を受けられることも、法人契約の強みです。

法人に合ったインターネット回線を選ぶ3つのポイント

法人に合ったインターネット回線を選ぶ3つのポイント

法人がインターネット回線を選ぶ際、価格は重要な項目の一つですが、それ以外にもチェックしておきたいポイントがあります。ここでは3つの項目を取り上げ、チェックするポイントを確認していきましょう。

スムーズな業務の妨げとならない回線速度

スムーズな業務のためには、通信回線の速度が重要なポイントの一つです。コストを抑えることだけど重視して速度の低い回線を選ぶと、業務にかかる時間が長くなる可能性があり、その結果従業員の不満が増える可能性があります。

価格は重要ですが、業務効率を損なう選択は避けましょう。必要なコストをしっかりかけることで、結果的に良い結果を得ることができます。

セキュリティが確保されていること

セキュリティが確保されている回線であることも、業務の遂行には重要です。回線サービスを契約する際に、セキュリティに関するシステムや回線の監視サービスなど、セキュリティ対策に関するサービスも契約することは一つの方法です。あわせて、運営会社によるセキュリティへの備えが万全かどうかもチェックしておきましょう。

サポート内容が充実していること

充実したサポートはいざというときに役立ち、業務の迅速な再開や復旧に寄与します。運営会社によっては、問い合わせやオンサイトサポートがいつでも可能なサービスを提供している場合もあります。サポート内容も料金などと合わせて確認し、適切な回線を選びましょう。

法人がインターネット回線を契約するなら「KŌSOKU Access」をおすすめ

法人がインターネット回線を契約するなら「KŌSOKU Access」をおすすめ

インターネット回線の契約を検討中の法人様には、「KŌSOKU Access」の活用をおすすめします。3つの項目に分けて解説しますので、活用するメリットをご確認ください。

KŌSOKU Accessの料金体系

KŌSOKU Accessのプランは、以下の2つに分かれます。

  • Standardプラン(ベストエフォート型)
  • Premiumプラン(帯域確保型)

それぞれについて、初期費用やランニングコスト(2025年2月現在)をご確認ください。

ベストエフォート型の「Standardプラン」

ベストエフォート型の「Standardプラン」は、最大速度が1Gbpsと10Gbpsのプランに分かれます。それぞれの月額料金は、以下のとおりです。

  • 1Gbpsプラン:月額17,800円(税込19,580円)
  • 10Gbpsプラン:月額136,000円(税込149,600円)

初期費用は150,000円(税込165,000円)、基本工事費用は48,000円(税込52,800円)、契約事務手数料は3,000円(税込3,300円)必要ですが、2年以上のご利用だと初期費用・基本工事費用が実質無料になります。

  • 初期費用、基本工事費用の合計198,000円(税込217,800円)は24回の分割払いとし、当月分の分割請求相当を月額料金から24カ月間割引。2年以内の解約の場合、分割残債を一括で請求。

帯域確保型の「Premiumプラン」

帯域確保型の「Premiumプラン」は、確保する帯域が300Mbps、500Mbps、1Gbpsの3プランに分かれます。それぞれの月額料金は、以下のとおりです。

プラン名 帯域(帯域確保) 月額料金
300Mbps確保プラン 上下最大1Gbp※1
(300Mbps※2
265,000円(税込291,500円)
500Mbps確保プラン 上下最大1Gbps※1
(500Mbps※2
325,000円(税込357,500円)
1Gbps確保プラン 上下最大10Gbps※1
(1Gbps※2
475,000円(税込522,500円)
  • ※1理論上の最大値であり、この通信速度を保証するものではありません。
  • ※2記載の速度を保証するものではありません。

初期費用・基本工事費用・契約事務手数料は、「Standardプラン」と同額です。

オプションサービスの料金

KŌSOKU Accessでは、以下2つのオプションを選べます。

  • 固定IPアドレスオプション
  • オンサイト保守オプション

Standardプラン、Premiumプランともに、標準で3個の固定IPアドレスが付帯しています。これ以上の固定IPアドレスをお求めの場合は、固定IPアドレスオプションをご契約ください。利用可能なIPアドレス数と料金は、以下のとおりです。

名称 利用可能な固定IP数 月額料金
IP16アドレス 11 28,000円(税込30,800円)
IP32アドレス 27 54,000円(税込59,400円)

オンサイト保守オプションは問い合わせから4時間を目安として貴社に駆けつけ、CPE(回線終端装置)の障害に対応するサービスです。平日の9時から17時まで対応する「平日9-17プラン」と、24時間365日対応する「24-365プラン」があり、料金は以下の通りとなっています。

プラン名 問い合わせ受付時間 月額料金
平日9-17プラン 平日9時~17時 2,000円(税込2,200円)
24-365プラン 24時間365日 3,000円(税込3,300円)

KŌSOKU Accessの活用で期待できるメリット

KŌSOKU Accessを選ぶことで、さまざまなメリットを得られます。ここまで解説した「帯域確保型のプランを選べる」「24時間365日の保守対応を選べる」項目のほかにも、以下のメリットがあります。

  • 全国の多くの地域で使える
  • インターネットの利用にあたり、プロバイダーとの契約がいらない
  • KŌSOKU Accessは専有型の回線。他のベストエフォート型の回線よりも安定してつながりやすい

インターネット回線を選ぶ際には上記のメリットも考慮のうえ、適切な回線を選んでください。

インターネット回線は法人向けのサービスを選び、業務を円滑に進めよう

インターネット回線は法人向けのサービスを選び、業務を円滑に進めよう

法人向けの回線に求められる項目は安さ以外にも、安定してつながることやサポートなど多数あります。法人向けのサービスを選ぶことで、貴社の業務を円滑に進められるでしょう。

楽天モバイルが提供するKŌSOKU Accessは、回線を貴社専用で使える「専有型」です。混雑時も速度低下が起きにくく、スムーズに通信しやすいことに魅力を感じる方も多いでしょう。ベストエフォート型の「Standardプラン」と帯域確保型の「Premiumプラン」それぞれについて、複数のプランを用意しています。業務に求められる要件に合ったプランを選んでください。

関連サービス

KŌSOKU Access

法人向けの超高速インターネット接続サービス。
幅広いエリアで高速通信を実現しながらも、低価格でのご提供を可能にしました。お客様の拠点から最寄りの通信局へ専用の光ファイバーを敷設するため、混雑する時間帯でもスムーズにご利用いただけます。