昔と違って、スマホや電話帳アプリなどが普及しているため、自分の電話番号を覚えていないという人もいるのではないでしょうか?
電話番号を聞かれたり、なにかの手続きで電話番号の入力が必要になったりしたときに、すぐに自分の電話番号が調べられると便利です。SIMの電話番号の確認方法には、いくつか方法があるため、ここでは以下の4つに分けて、調べる方法を紹介します。
SIMカードの台紙には、020・070・080・090のいずれかから始まる11桁の番号が記載されています。通話SIMの場合は、発信に使われる通常の携帯電話番号がこの番号になります。
データ通信専用の契約の場合は、SIMカードに記載されている電話番号では発信できません。発信はできませんが、SIM自体には電話番号は個別に付与されています。
とはいえ、今現在使用しているスマホからSIMカードを抜き取って確認するのは手間がかかります。そのため、SIMカードを抜き取って確認するよりもスマホから確認する方法が手軽でおすすめです。
iPhoneで自分の電話番号を確認する方法は、以下の2つの方法があります。
設定から自分の電話番号を確認する方法があります。設定ではSIMの情報を読み取って表示するので、確実に電話番号を表示させることが可能です。
電話アプリで自分の電話番号を確認するためには、あらかじめ電話アプリに自分の電話番号を登録しておく必要があります。間違えて入力する可能性もあるため、自分の電話番号を確認するときは設定から確認するようにしましょう。
AndroidでもiPhoneと同じように2つの確認方法があります。
設定から端末情報、端末の状態、SIMのステータスを選択して電話番号を確認できます。電話アプリで調べるためには、あらかじめ登録が必要です。Androidでも、自分の電話番号を素早く確認したい場合には、設定から確認するのがおすすめです。
海外に行く際に、普段使いのSIMカードから海外で使用するSIMカードに入れ替えるケースがあります。SIMカードを入れ替える際に、SIMカードに書かれている電話番号をメモしておくのがおすすめです。
なぜなら、海外SIMカードは、先ほど紹介したiPhoneやAndroidの設定から確認できない場合があるからです。設定から確認できる場合には問題ないですが、確認できなかった場合にもう一度SIMカードを抜き差しする手間が増えてしまいます。あらかじめメモを取っておき、どちらの場合でも電話番号をすぐに確認できるようにしましょう。
なお、楽天モバイルの法人向けサービスでは、現在利用中の端末から国際通話が利用可能です。海外からの利用方法について詳しくはこちらをご確認ください。
使い分けや費用の節約といった理由で、利用中のSIMカードに加えて新たにSIMカードの購入を検討する方もおられるでしょう。ここでは、以下の2つに分けて購入方法を紹介します。
店頭でSIMカードを購入することができます。キャリアの店舗では一般的なSIMカードを購入できます。SIMカード購入時に種類やプランを選べますので、自らのニーズに沿ったサービスを選びましょう。SIMカードの種類は、以下の2つです。
SIMに付随した電話番号による通話が必要な場合は音声通話SIMを選ぶようにしましょう。また、コンビニや家電量販店などではプリペイドSIMと呼ばれる料金前払い式のSIMの購入ができます。利便性の良さからプリペイドSIMは海外旅行に行くときに利用されるケースがあります。
大手キャリアから格安SIMまで、通信サービスを提供する多くの企業がWebサイトによる購入契約を提供しています。Webで購入すれば、近くに店舗がなくても購入可能です。
Webサイトで購入する場合でも、SIMに付随した電話番号による通話が必要な場合には、音声通話SIMを購入するようにしてください。
MNPを利用すれば、番号を変えずにキャリアを変更することが可能です。MNPには以下の方法があります。MNPワンストップには対応していないこともあるので、事前の確認が必要です。
MNPについて詳しく知りたい方は「MNPとはなにか?MNPを活用するメリットを解説」記事をご覧ください。
デュアルSIMとは、1台のスマホに2枚のSIMカードを装着して、2つの携帯電話番号や料金プランを利用できる機能のことです。
デュアルSIMでは異なるキャリアを同時に使用することもできるため、片方は通話、片方はデータ通信と使い分けすることもできます。なにかしらの理由で2つの通信サービスを使い分けたいときに便利な機能です。
ここでは、デュアルSIMの設定方法として、以下の2つに分けて紹介します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
デュアルSIMには4つの種類があります。特徴をまとめました。
できること | 1台のスマホに2枚のSIMを挿す方法で、どちらかを有効にすることが可 |
できないこと | 有効になっていないSIMはデータ通信も着信もできない |
できること | 1台のスマホに2枚のSIMを指し、切り替えなくどちらでも着信を受けられる |
できないこと | 片方のSIMで通信している間はもう片方は通信できない 2つのSIMで同時に通話はできない |
できること | 1台のスマホに2枚のSIMを指し、切り替えなくどちらでも着信を受けられる |
できないこと | 片方のSIMで通信している間はもう片方は通信できない 2つのSIMで同時に通話はできない |
できること | 1台のスマホに2枚のSIMを指し、切り替えなくどちらでも着信を受けられる 片方のSIMで通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信可能 |
できないこと | - |
種類によってできることが違ってくるので、どの種類になるのか確認しておきましょう。
デュアルSIMにするためには、使いたいキャリアでの対応が可能かどうかを確認しておく必要があります。スマホによっては、対応できない場合もあるため、その点を忘れずに確認しましょう。また、SIMロックがかかっている場合には、解除しておく必要があります。
この2つの確認をしたうえで申し込みを行い設定してください。デュアルSIMの種類や対応できるスマホかどうかはキャリアやお使いのスマホの販売元の公式サイトで確認するようにしましょう。
プリペイドSIMとは料金を前払いすることで利用できる通信回線です。契約した回線使用量を使い切った場合にはチャージか再購入する必要があります。主な用途は、海外旅行、サブ端末で使用するケースです。プリペイドSIMは解約手続きが必要ないため、一時的に使いたい場合などに向いています。
国際ローミングは、海外でも普段使いの電話番号をそのまま利用できる便利なサービスです。通信事業者の提供するローミングプランを利用することで、渡航先で新たにSIMカードを購入し、設定する手間が省けます。
海外旅行や出張時にも現地での通信環境に素早く適応でき、日本国内と同じ番号で連絡を取れるため、家族や仕事の連絡に便利です。国際ローミングを活用することで、海外でも快適に通信を楽しむことができます。
多くの通信事業者が、特定の国や地域に対応したお得なプランを提供しており、事前に申し込むことで利用が可能です。自分のキャリアが提供する国際ローミングプランを適用してください。但し、料金が心配な場合にはデータ使用料が増えないように、できるだけWi-Fiを利用するなど工夫が必要です。
基本的に一度解約してしまうと同じ番号の再取得はできません。但し、携帯電話を紛失してしまった場合などには、SIMを再発行して別のスマホで利用することは可能です。
バーチャルSIMとは、クラウドベースで管理されるSIMサービスで、物理的なSIMカードを使用せずに通信プロファイル(通信に関する情報の入ったファイル)を利用する仕組みです。従来のSIMカードやeSIMとは異なり、バーチャルSIMはデバイスに直接保存されず、専用のアプリやクラウドサービスを通じて管理されます。
利用方法としては以下の流れが一般的です。
バーチャルSIMは、最新のスマートフォンやタブレットに対応していることが多いです。また、一部のラップトップやIoTデバイスでも利用可能です。
今回は、SIMカードの電話番号をテーマに解説しました。自分の電話番号を確認するためには、SIMカード本体に書かれている番号を確認するか、端末の設定から確認する方法があります。
SIMカードを新たに購入し、デュアルSIMとして使う場合には電話番号に混乱しないようにメモを取っておくのもおすすめです。デュアルSIMをうまく使えば、プライベートと仕事に電話番号を分けたりスマホ料金を節約したりすることも可能です。
ぜひSIMの仕組みを理解して、さまざまなシーンで利用してください。
楽天モバイル法人でのSIMの使い方を知りたい方は「お使いのスマホそのままで楽天モバイルのSIMを使う方法」ページをご確認ください。