MNP(Mobile Number Portability)とは、自分の携帯電話番号を変えることなく、異なる携帯キャリアに乗り換える仕組みを指します。 これにより、新しい携帯電話会社に乗り換えても、電話番号はそのままで引き続き利用することができます。
法人契約でMNPを活用すると、下記のようなメリットがあります。
とくに、電話番号を継続して利用できるのはMNPの特徴です。それぞれメリットについて、詳しく解説します。
同じ番号を継続して使えるのは、MNPの大きな特徴です。同じ番号を継続して使えれば、改めて電話番号を伝える必要がありません。
法人で利用している場合、電話番号が変わると取引先などの関係者に新しい番号を連絡する必要があります。取引先や関係者が多ければ多いほど教える手間もかかり大変です。せっかく料金プランやサービス内容の変更ができても、電話番号を教える手間が増えてしまいます。
MNPを活用すれば、新しい電話番号を教える手間がなくなるのがメリットです。
各社携帯会社には法人プランを用意しているところが多く、個人向けプランと内容が違う場合があります。
楽天モバイルでも法人プランと個人向けプランには違いがあります。大きな違いは、回線数やプラン、請求などをまとめて管理できるところです。また、端末とのセット購入プランなども展開しています。
法人で複数の回線を使う場合は、請求などが一括管理できると便利です。
MNPがあることで、携帯電話会社の競争は激化しています。MNPを使えば、電話番号を変えずに携帯電話会社を変更できるからです。
利用者側も各携帯電話会社ごとのサービスを比較して、より使いやすいものを選ぶ傾向があります。携帯電話会社もお客様に選んでもらえるようにサービスやプランを充実させています。
MNPが積極的に活用されることで、利用者にとってより良いサービスやプランが提供されるのです。その中から希望に合ったサービスやプランが選べます。
電話番号が変わらないので、携帯電話会社をスムーズに乗り換えできます。チームで同じ番号を使っているときなどにも電話番号が変わらないことは便利です。
関係各所へ新たな電話番号を知らせる手間がないため、乗り換え後もスムーズに使用できます。
新規契約手続きの際に、乗り換え先の携帯電話会社で必要な番号がMNP予約番号です。MNP予約番号は、基本的に個人でも法人でも同じように必要になります。
MNP予約番号を取得するときには、下記の2つのポイントを押さえておきましょう。
とくに、2つめの有効期限は、期限を過ぎてしまうと手続きできなくなるので注意が必要です。それぞれ、解説します。
MNP予約番号は、各キャリアのMNP予約受付窓口の受付時間内に電話して取得する必要があります。MNP予約受付窓口の電話番号や営業時間は各携帯電話会社によって違います。現在利用中の携帯電話会社のホームページで確認が可能です。
また、現在契約中の名義と同一の名義で新しいキャリアで契約する必要があります。基本的にMNP予約番号を発行した後に名義変更はできないので注意しましょう。
MNP予約番号には「予約日を含めて15日間」の有効期限があります。有効期限を過ぎると予約は失効するので乗り換えするときは注意しましょう。
また、携帯電話会社によってMNP予約番号の再発行にかかる時間が異なります。手続きをするときは、余裕をもって進めるようにしましょう。
なお、楽天モバイル法人プランでMNPを申し込む場合、Webページからの申し込みはMNP予約番号有効期限が「10日以上」残っている必要があります。
なぜ、MNP予約番号が必要なのか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
乗り換え先の携帯電話会社で契約する際には、同時に乗り換え元のMNP転出と解約手続きをしなくてはいけません。その手続きを円滑に進めるために必要なのが、MNP予約番号です。
10桁の番号で構成されており、乗り換え元の携帯電話会社から取得し、新しい携帯電話会社と契約するときに使用します。
ここからは、法人MNPの申し込みの流れを解説します。
流れは下記の3ステップです。
流れに沿って解説します。
MNP予約番号を取得する方法は、下記になります。
オンラインで手続きは完了できるので、オンラインがおすすめです。ただし、オンラインでの手続きに不安がある方は電話や店頭などで取得するようにしましょう。
また、店頭で手続きする場合には本人確認書類が必要になるケースが多いので準備してください。オンラインや電話での手続きの場合、とくに準備する書類などはありません。
MNP予約番号を取得したら、次は乗り換え先の携帯電話会社に転入手続きを行います。MNP転入手続きの窓口も携帯電話会社ごとに異なるので、確認しておきましょう。
MNP予約番号を取得するときと同じように、転入手続きを行う方法は下記になります。
オンラインのみでしか受け付けていない場合などもあるので、確認してから手続きをします。
MNP転入手続きには、下記のような書類が必要になります。
携帯電話会社によって必要なものに違いがあるので、ホームページなどで確認して準備しましょう。
乗り換え先の携帯電話会社での転入手続きが完了したら、MNP開通手続きを行います。
MNP転入手続き完了後、数日程度でSIMカードが届きます。SIMカードが届いたら、開通手続きを行いましょう。オンラインで手続き可能な携帯電話会社が多く、電話や店頭でできる場合もあります。
なお、楽天モバイル法人プランでは、お持ちのパソコンから「my 楽天モバイル Office」にアクセスするか、電話で手続きができます。
回線の切り替えが完了した時点で、新しい携帯電話会社との契約開始です。
法人MNP予約番号を取得する際の注意点は、下記の3つです。
とくに2つめの費用に関しては、法人の場合端末数が多いほど費用も高額になる可能性があるので、しっかり確認しましょう。それぞれ、詳しく解説します。
MNP予約番号を発行しただけでは、解約できていないので注意しましょう。なぜなら、乗り換え先の携帯電話会社との契約が締結した時点で乗り換え元との契約が解除されるからです。
そのため、MNP予約番号を発行したからといってその次の手続きに進まなければ解約はできません。
MNPを含めた新規契約にかかる費用について、確認しておくのも大切です。
乗り換え元の携帯電話会社との契約内容がどうなっているかまず確認します。契約解除料(違約金)が発生する場合もあるので、契約内容の確認は重要です。
契約解除料のほかにも考えられるのが、事務手数料や端末購入の残金がある場合です。MNPで携帯電話会社を乗り換えるタイミングで新規端末を購入する場合には、端末購入費用がかかることを計算に入れておきましょう。
法人契約で契約端末の数が多くなるほど、金額も高額になる可能性があるので、予算に組み込めるよう確認してください。
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MNP予約番号を発行した時点の契約者に対して、番号が発行されます。そのため、名義を変更したい場合は、MNP予約番号発行前に名義変更の手続きが必要となります。
一部携帯電話会社では家族名義の場合に限り名義変更を同時に受け付けていますが、法人では受け付けていません。
名義変更する場合には、MNP予約番号を発行する前に手続きしておきましょう。
MNPを活用するメリットで紹介したように、MNPは希望にあったサービスやプランが選べる利用者にとってお得な制度です。
なるべく経費を抑えたいと考えている方は、料金プランを比較して検討するのがおすすめです。
たとえば、楽天モバイル法人プランでは、料金プランもニーズに合わせて選べます。
さまざまな キャンペーン も行っているので、是非チェックしてみてください!