海外出張や海外での滞在なら、短期間使えるeSIMを選べる

海外出張や海外での滞在なら、短期間使えるeSIMを選べる

海外出張や海外での滞在では、短期間使えるeSIMを選べます。どのような活用ができるか、主な用途や使用開始までのステップを確認していきましょう。

海外用のeSIMを選ぶ主な用途

海外用のeSIMを選ぶ用途は、さまざまです。代表的な業務を、以下に挙げました。

  • 海外で開催される会議への出席や展示会への参加
  • 海外の取引先と対面で打ち合わせるための、短期間の出張
  • プロジェクトに参加するための、長期間(数週間から数カ月程度)の出張
  • 現地で赴任(1年以内)するための滞在

幅広い用途に役立つことは魅力的です。BYOD(私用の携帯電話を仕事でも使う)の場合は、海外旅行を楽しむためにeSIMを使うケースもあるかもしれません。

なお1年以上現地に滞在する場合は、現地の携帯電話会社と契約して、月額制のSIMカードやeSIMを入手するほうがお得です。

海外でeSIMを使うステップは?

海外で短期間使えるeSIMは、以下のステップで使えるようになります。SIMカードが届くまで待たずに済み、スピーディーに設定を終えられることはeSIMのメリットです。

  1. 海外で必要なデータ容量を検討する
  2. インターネットや店舗でeSIMを購入する
  3. eSIMのQRコードを読み取り、アクティベーションを済ませる
  4. eSIMの利用開始手続きを行う

スマートフォンしか持っていない場合は、せっかく届いたeSIMのQRコードを読み込めない場合があります。この場合は、事前にQRコードを印刷しておくとスムーズです。パソコンやタブレット、別のスマートフォンが使える場合は、パソコン等にQRコードを表示させましょう。eSIMを使いたいスマートフォンでQRコードを読み込めれば、設定を進められます。

海外で短期間使える主なeSIMを紹介

海外で短期間使える主なeSIMを紹介

海外で短期間使えるeSIMには、さまざまなサービスがあります。多くの国に対応するeSIMを、以下に挙げました。

  • Airalo
  • DHA SIM
  • Glocal eSIM
  • Nomad SIM
  • TRAVeSIM
  • World eSIM
  • きもちeSIM
  • トラベルSIM

運営会社が同じ場合でも、訪問先の国によって容量や有効期間、料金は異なります。各社の公式サイトでお確かめください。

  • Airaloは、AIRGSM PTE. LTD.の商標または登録商標です。
  • TRAVeSIMは、a2network (Thailand)Co.,Ltd.の商標または登録商標です。

海外で短期間使えるeSIMを選ぶメリット・デメリット

海外で短期間使えるeSIMを選ぶメリット・デメリット

海外で短期間使えるeSIMの活用には、メリットとデメリットがあります。それぞれの内容を確認し、海外用のeSIMの特徴と注意点を把握してください。

海外用のeSIMを選ぶメリット

海外用のeSIMを選ぶことには、以下のメリットがあります。

  • 訪問する国で使えるeSIMを契約できる
  • 今の携帯電話契約を変更・解約せずに、新しいeSIMを使える
  • 料金を前払いするため、事前にコストを確定できる
  • eSIMを紛失・盗難する心配がいらない

海外用のeSIMは海外ローミングと異なり、使い過ぎても後日高額な料金を請求される心配はいりません。必要なときに必要な期間だけ使えるeSIMを選べることは、大きなメリットといえるでしょう。

海外用のeSIMを選ぶデメリットや注意点

海外用のeSIMには、以下のデメリットがあることに注意が必要です。

  • eSIMに対応しない機種では使えない
  • 日本語に対応するサービスばかりとは限らない
  • 訪問する国ごとに、異なるeSIMを用意しなければならない場合がある
  • eSIMを削除すると再発行できないおそれがある
  • 利用日数を経過すると使えなくなる
  • 音声通話に対応する海外用のeSIMは少ない

上記の点に注意することで、海外でもスムーズにeSIMを使えるでしょう。訪問先の国や滞在日数、お持ちの端末がeSIMに対応するかなどの項目を、事前にチェックすることをおすすめします。

契約中のキャリア回線を使ったほうがお得となる場合もある

契約中の回線によっては、海外でもお得に使えるサービスを提供する場合があります。例えば「Rakuten最強プラン ビジネス」は「Rakuten Link Office」アプリを使うことで、多くの国で通話やSMSを無料にできます。電話やメッセージのやり取りを中心に使う場合は、わざわざ現地向けのeSIMを選ばずに済むケースも多いでしょう。

  • iOS利用時の注意点:相手がRakuten Link Officeアプリを利用しない場合、標準SMSでの送受信となります。
  • 海外への発信はRakuten Link Officeアプリ同士のみ無料通話の対象となります。
  • 海外の対象国と地域からのみ発信可能となります。その他の地域に関してはWi-Fi接続中の場合のみ発信可能となります。海外ローミング用データ容量を消費しません。追加のデータチャージを心配することなくご利用いただけます。Rakuten Link Officeアプリから海外ローミングを使っての渡航先の緊急通報には接続できません(海外ローミング(データ通信)の詳細を見る)。今後、ご利用料金、海外ローミング(データ通信)および国際通話のサービスエリア・提供条件は予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

海外で使えるeSIMを選ぶ際のチェックポイント

海外で使えるeSIMを選ぶ際のチェックポイント

ここまで解説したとおり、海外に行くからといって、必ずしも海外用のeSIMを契約する必要はありません。一方で、ぜひとも必要となるケースもあるでしょう。その場合は以下に挙げる3つのポイントを踏まえて、用途に合ったeSIMを選ぶことが重要です。

端末にSIMロックがかかっている場合は忘れずに解除しよう

端末にSIMロックがかかっている場合、利用中の携帯キャリア回線以外はつながりません。海外でのeSIMは、国内外さまざまな回線から選べることが魅力です。出発前の早い段階で、忘れずに解除しておきましょう。

事前に日本で購入できるeSIMをおすすめ

海外で使うeSIMは、事前に日本で購入できるサービスから選ぶことをおすすめします。現地で入手する方法は外国語でのやり取りを要するだけでなく、「早くスマホを使いたい!」とあせるあまりに業務にマッチしたeSIMを選べないかもしれません。出発前ならじっくり比較検討して、貴社に合ったeSIMを購入できます。

なおeSIMのQRコードには、有効期限があります。事前の準備は重要ですが、数週間前から購入することはおすすめできません。eSIMはSIMカードの郵送を待つ必要がないため、旅行の数日前に購入しておけば余裕を持って設定できるでしょう。

滞在期間とデータ使用量に合ったeSIMを選ぶ

eSIMは、利用できる日数やデータ容量を事前に決めて購入するサービスです。日数やデータ容量をオーバーした場合は、新たなeSIMを用意しなければなりません。データをチャージすることで使える日数を伸ばせるeSIMもありますが、対応するサービスは限定されます。事前に滞在期間はどのくらいか、データ量はどの程度使うか検討したうえでeSIMを選びましょう。

eSIMによっては、1日当たりのデータ容量が限定されるプランもあることに注意してください。例えば「1週間で14GB」のeSIMを購入した場合、1日当たりで使えるデータ容量は以下のとおりとなります。


1日当たりのデータ容量 1日で3GB使った場合の挙動
制限なし 「1週間で14GB」の範囲内なら、速度制限なく使える
2GBまで 7日間のデータ容量が14GBに満たなくても、その日に使ったデータ容量が2GBを超えた時点で通信速度が低下、または通信できなくなる

もしデータ使用量の見積もりが難しい場合は、「使える日数の範囲内なら、データ容量無制限」のeSIMを選ぶと安心できます。

「Rakuten最強プラン ビジネス」は海外でもおすすめ

「Rakuten最強プラン ビジネス」は海外でもおすすめ

楽天モバイルが提供する「Rakuten最強プラン ビジネス」は、海外で使う際もおすすめのサービスです。目的地や用途によっては、別途eSIMを契約する手間を省けるでしょう。

ここからは「Rakuten最強プラン ビジネス」を選ぶ4つのメリットを取り上げます。eSIMを選ぶ際に、あわせてご検討ください。

eSIMに対応する機種のみ使える

eSIMは、eSIMに対応する機種のみ使えます。事前に端末メーカーや携帯電話会社の公式サイトで、eSIMの対応状況をチェックしておきましょう。

「Rakuten Link Office」アプリで通話やSMSが無料になる国も多い

Rakuten最強プラン ビジネス」では、「Rakuten Link Office」アプリを使って通話・通信料を節約できます。対象の国や地域では、Rakuten Link Officeアプリ同士ならアプリ利用することで日本国内への通話がかけ放題、SMS送信も無料です。アジアやヨーロッパ、北アメリカを中心に、さまざまな国や地域で使えます。

わざわざ現地で使えるeSIMを用意し、設定する手間と費用は必要ありません。海外ローミング用データの容量を消費しないことも、「Rakuten Link Office」アプリの魅力です。

  • iOS利用時の注意点:相手がRakuten Link Officeアプリを利用しない場合、標準SMSでの送受信となります。
  • (0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話については、無料通話の対象外となります。
  • 海外の対象国と地域からのみ発信可能となります。その他の地域に関してはWi-Fi接続中の場合のみ発信可能となります。
  • 海外への発信はRakuten Link Officeアプリ同士のみ無料通話の対象となります。
  • SMSには一日の送信上限あり。国際SMSの注意事項の詳細はこちら

海外でのデータ通信も月々1GB~2GBまで使える

Rakuten最強プラン ビジネス」なら海外ローミングが必要となる場合でも、月々1GB~2GBまで使えます。月間で使えるプランごとのデータ量を、以下の表にまとめました。


海外でのデータ通信量(月間) 海外でのデータ通信量(月間)
2GB ・音声+データ無制限プラン
・音声+データ 30GB プラン
・データ 30GB プラン
1.5GB ・音声+データ 5GB プラン
・データ 7GB プラン
1GB ・音声+データ 3GB プラン
・データ 3GB プラン

付与されたデータ通信量を超過した場合でも、最大128kbpsで通信できます。近くにWi-Fiが無い場合でもデータ通信を使えることは、メリットの一つです。海外で頻繁に携帯電話回線を使ったデータ通信やテザリングを使わない場合は、わざわざeSIMを用意しなくて済む場合もあるでしょう。

  • 公平なサービス提供または環境により速度低下する場合あり

eSIMに対応。SIMの管理が楽になる

Rakuten最強プラン ビジネス」は、eSIMに対応しています。eSIMに対応する端末を用意すれば、物理的なSIMカードを使う必要がありません。このため、SIMの管理も楽になることが期待できます。SIMの盗難や紛失のリスクも下がるでしょう。

海外で使う場合でもお得な月額料金でそのまま使える

Rakuten最強プラン ビジネス」は海外で使う場合でも、基本料金は上がりません。以下の料金は別途加算されますが、それ以外はお使いのプランの月額料金に含まれます。

  • 標準の電話機能を使った場合の通話料金(30秒につき税込22円)
  • 標準のSMS機能を使った場合の、SMS通信料金
  • 海外へ電話を発信する、SMSを送信する場合の料金

Rakuten最強プラン ビジネス」は他の通信キャリアよりもお得となる場合が多く、海外で使う場合も金銭的なメリットを受けられるプランです。支出額が大きくなりがちな法人様に、うれしいプランといえるでしょう。

海外用のeSIMは必須ではない。お持ちの法人携帯の活用もご検討を

海外用のeSIMは必須ではない。お持ちの法人携帯の活用もご検討を

海外用のeSIMは、さまざまなサービスから選べます。同じ国を対象としたプランでも、料金や使える日数、データ容量は各社で異なります。サービス内容をじっくり比較検討したうえで、訪問の目的に合ったプランを選びましょう。

もっとも海外に行く場合、専用のeSIMが必須とは限りません。「Rakuten最強プラン ビジネス」なら、Rakuten Link Officeアプリを使うことで訪問先によっては通話やメッセージ送信が無料になり、月1GBから2GBのデータ容量もついています。使い方によっては、あえてeSIMを用意せずに済むケースもあるでしょう。海外でどのように法人携帯を使うかをよく検討のうえ、必要に応じて適切なeSIMを選んでください。

  • iOS利用時の注意点:相手がRakuten Link Officeアプリを利用しない場合、標準SMSでの送受信となります。
  • (0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話については、無料通話の対象外となります。
  • 海外の対象国と地域からのみ発信可能となります。その他の地域に関してはWi-Fi接続中の場合のみ発信可能となります。
  • 海外への発信はRakuten Link Officeアプリ同士のみ無料通話の対象となります。
  • SMSには一日の送信上限あり。国際SMSの注意事項の詳細はこちら