SMSの利用料金の相場はどれくらい?

SMSの1通あたりの利用料金の相場は、どれくらいなのか気になる方も多いでしょう。そもそもSMSの利用料金は、携帯キャリア・送信文字数、そして個人間の利用か、法人でSMS送信サービスを利用するかによって異なります。特に法人でSMS送信サービスを利用する場合は、機能が多い分、個人でSMSを送信する場合に比べて料金が高く設定されています。ここでは個人と法人に分けて、SMSの利用料金の相場を解説します。

【個人向け】1通あたり3~3.3円(70文字以下の場合)

個人の場合は、携帯電話キャリアが用意しているSMS機能を利用します。送信料金や送信文字数はキャリアによって多少異なりますが、70文字以下の場合、送信料金は1通あたり3円〜3.3円です。71文字以上になる場合、文字数に応じて加算されます。ただし、料金が発生するのは送信時のみで、受信時にはかかりません。送信できる文字数は1文字〜最大670文字です。

【法人向け】1通あたり8~18円程度(SMS送信サービス利用の場合)

法人がSMSを利用する際はSMS送信サービスを利用し、送信方法は大きく2つあります。

1つ目は、法人企業のパソコンのダッシュボードからSMSを送信する方法です。2つ目は、法人企業のシステムからSMS送信のAPIに接続する方法です。

どちらの方法も、1件ずつ個別に送信できますし、また、多数の宛先に一斉送信することも可能です。例えば、キャンペーン告知やプロモーションなどで不特定多数の宛先に送信する場合は、SMS送信サービスの利用がおすすめです。SMS送信サービスでは1通あたり8〜18円程度が相場となっていますが、サービスによって料金体系が異なるため、あらかじめ確認しましょう。SMS送信サービスを利用する場合でも、受信側は無料です。

受信したSMSを確認する人

【個人向け】大手4社のSMS送信料金

ここでは、SMSの個人利用向けに楽天モバイル、ドコモ、au、ソフトバンクの大手4社のSMS送信料金を比較します。それぞれのキャリアでは、SMS送信料が無料になる独自アプリやプランが存在する場合もあります。自身が利用しているキャリアと併せて確認してみてください。

楽天モバイル

楽天モバイルのSMS送信料金は、1通あたり3.3円〜33円(税込)です。送信文字数ごとの料金は以下のとおりです。

楽天モバイルのSMS送信料金

上記の料金表が適用されるのは、iOSの端末を利用する場合です。Androidの端末の場合は、楽天モバイル専用アプリ「Rakuten Link」を利用すれば、一部対象外を除き無料でSMSを送信できます。さらに、Rakuten Linkユーザー同士であれば、メッセージ以外に写真や動画も無料で送り合うことが可能です。これは、Android・iOS共通です。

  • 2023年6月時点

NTTドコモ

NTTドコモのSMS送信料金は、1通あたり3円〜33円(税込)です。送信文字数ごとの料金は以下のとおりです。

NTTドコモのSMS料金表

FOMA料金プラン契約の場合は、SMS送信料金は無料です。ただし、現在FOMAの新規契約は停止しているため、すでにFOMAを契約済みの携帯端末のみ対象です。

  • 2023年6月時点

au

auのSMS(Cメール)送信料金は、1通あたり3.3円〜33円(税込)です。送信文字数ごとの料金は以下のとおりです。

auのSMS料金表

auユーザー同士でSMS(Cメール)をやり取りする場合は、料金プランによって無料でSMS送信可能です。

  • 2023年6月時点

SoftBank

SoftBankを利用したSMS送信料金は、1通あたり3.3円〜33円(税込)です。送信文字数ごとの料金は以下のとおりです。

SoftBankのSMS料金表

SMS送信先がSoftBank、Yモバイル、LINEMOの場合、料金プランによって無料で利用可能です。

  • 2023年6月時点

【個人向け】格安SIM3社のSMS送信料金

格安SIMでもSMS送信が可能です。ここでは格安SIMの中でも比較的利用者の多い、ahamo、UQモバイル、LINEMOのSMS料金を解説します。

ahamo

ahamoのSMSは、申し込みが不要で月額料金も無料で利用できます。送信料金は1通あたり3円〜33円(税込)です。送信文字数ごとの料金は以下のとおりです。

ahamoのSMS料金表
  • 2023年6月時点

UQ モバイル

UQ モバイルのSMS送信料金は、1通あたり3.3円〜33円(税込)です。送信文字数ごとの料金は以下のとおりです。

UQモバイルのSMS料金表
  • 2023年6月時点

LINEMO

LINEMOのSMS送信料金は、1通あたり3.3円〜33円(税込)です。国際SMSの送信料金は、文字数問わず一律100円となっています。送信文字数ごとの料金は以下のとおりです

LINEMOの料金表
  • 2023年6月時点

【法人向け】SMS送信サービスの料金体系

SMS送信サービスでは、1回あたりの送信料金以外にも別途費用が掛かる場合があります。SMS送信サービスの料金体系は、主に初期費用・月額利用料・メッセージ送信料の3つの費用で構成されています。サービスによって料金体系が異なり、初期費用などが無料の場合もあるので契約時に確認が必要です。ここでは各項目について詳しく解説します。

初期費用

初期費用は、SMSサービス利用開始時のみ必要となる料金です。世の中のサービスの多くは初期費用が発生することも珍しくありませんが、SMS送信サービスでは、初期費用はかからないケースが多いです。

ただし、契約内容によっては初期費用が発生することがあります。例えば、文字数の拡張、API連携などの機能を追加する場合は有料になることがあるため、事前に確認しましょう。

月額利用料

月額利用料金は、メッセージ送信の利用有無や送信数にかかわらず、毎月定額で発生する料金です。金額はキャリアによって異なります。月額無料で設定しているキャリアや、月額5,000円に設定しているキャリアまで様々です。

また、利用プランやオプションによって月額料金が変動するケースもあります。例えば、送信元ID(Sender ID)を設定するとオプション料金が発生することがあります。

一方、月額無料の場合でも、1回あたりの送信にかかる費用が他社に比べて高いこともあります。そのため、毎月SMS送信サービスを利用して何件送信するかシミュレーションをした上で、最もお得に利用できるサービスを検討すると良いでしょう。

SMS送信料をシミュレーションする人

メッセージ送信料

SMS送信サービスでは、定額制のプランを除き、1通あたりのメッセージ送信料がかかります。メッセージ送信料には、「送信毎課金(リクエスト課金)」と「成果課金」の2種類があります。

【メッセージ送信料金の種類】
メッセージ送信料金の種類

さらに、送信方法によっても料金が変わります。SMS送信サービスの送信方法は、「キャリア直接接続」と「非直収接続」があり、どちらを利用するかで相場に違いが出てきます。それぞれの詳細は以下のとおりです。

【送信方法】
SMS送信サービスの送信方法

キャリア直接接続の利用料金は、1通あたり8〜18円程度が相場です。メリットとしては、回線が安定しており、迷惑メールなどとして扱われにくく到達率が高いことが挙げられます。

一方、非直収接続(国際網接続)は、1通あたり8円程度と、キャリア直接接続と比べて安価に設定されています。しかしながら、スパムメッセージと判定されやすいことから到達率が低く、セキュリティに懸念があるといったデメリットがあります。

【法人向け】楽天モバイルの信頼できるお得なSMS送信サービスとは?

法人向けのSMS送信サービスには、楽天シンフォニーが開発した楽天モバイルの「Rakuten CPaaS SMS API」がおすすめです。

「Rakuten CPaaS SMS API」は、SMS送信サービスのなかでも、業界で最安級な料金設定がされています。初期費用、月額利用料は無料、メッセージ送信料は1通あたり8円です。国内直接接続の回線で、送信元ID指定が可能なので受信側の迷惑メールに振り分けられるリスクも下がります。

使いやすいダッシュボードから直接、もしくは予約送信することが可能です。また、法人企業のシステムからSMSコネクトのAPIに接続し、SMS送信することも可能です。加えて、「Rakuten CPaaS SMS API」には、無料トライアルがあることもメリットとして挙げられます。SMS送信サービスをはじめて利用する場合や、「本格的な導入の前に、まずは試しに使用してみたい」という場合におすすめなサービスです。

無料トライアルについての詳細は、こちらからご確認ください。

SMS送信サービスはコストパフォーマンスが高い?他ツールと比較して解説

企業のマーケティング活動は手法が多様化しており、コストパフォーマンスが高い手法を模索している方も多いでしょう。

DMや電話営業、メール、ウェブ広告、SNSなど、様々なマーケティング手法がある中で、とりわけコストパフォーマンスに優れているといわれているのがSMS送信サービスです。ここでは、SMS送信サービスのコストパフォーマンスが高いとされる理由を2つ解説します。

到達率・開封率99%

SMS送信での到達率は99%*と言われており、メールマガジンの平均開封率の22%*と比較すると圧倒的に高い数値になっています。

その理由は2つあります。1つ目は携帯電話番号が頻繁に変更されない点です。携帯キャリアを変更しても電話番号を変更しないユーザーが多いため、その分到達率が上がります。

SMSは到達率と同様に開封率も高いです。メールやLINEでは受信数が多いため未読数が増えがちですが、SMSは送信件数自体が少ないため、受信時に気づきやすく、開封してもらいやすいという特徴があります。

  • 出典1:デロイトミック「ミックITレポート2022年10月号:A2P-SMSの配信数と売上高の現状(38.9億通207.6億円)と中期予測」
  • リサピー「【2022年度】BtoB企業のCRM実態調査

コストが低い

SMS送信サービスは導入費用が安く、リーズナブルに利用できる点がメリットです。例えば、顧客にキャンペーン案内をする場合、ハガキDM送付の場合は1通あたり63円以上、外部のコールセンターに外注する場合は月50万円ほどかかります。SMS送信サービスでは1通あたり8~18円程度で、送信先CSVリストがあれば、最大10万通まで一斉送信できます。

そのため、一人の顧客に対して掛かるメッセージ送信費用や人件費を換算すると、SMS送信サービスは圧倒的にコストを抑えることができます。

コストカット

「Rakuten CPaaS SMS API」を使ってSMSを利用しよう!

この記事では、SMS送信に掛かる費用について解説しました。個人利用か法人利用かによっても、SMS送信料金やサービスが異なるため、目的・用途に合わせて適切なサービスを利用することを推奨します。

法人のマーケティングに向けたSMS送信サービスとしては、今回ご紹介した「Rakuten CPaaS SMS API」サービスがおすすめです。「Rakuten CPaaS SMS API」サービスは、携帯電話やスマートフォンに、SMSを一括/個別に配信し、企業と顧客のコミュニケーションに使われる法人向けサービスです。国内キャリアと直接接続の回線で、シンプルで使いやすいダッシュボードとAPIを業界最安級の価格でご提供いたします。

「Rakuten CPaaS SMS API」は、無料でお試しいただくことができます。無料トライアルをご希望の方は、ぜひ下のバナーから詳細をご確認ください。

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