導入背景
「お客様のお役に立つ」を軸に進めたDX改革の背景
2015年に、同社 深川和己社長は、創業者 深川富夫前会長から経営を引き継ぎました。当時はダクト業界の高齢化や技術の継承等の問題が顕在化していました。深川富夫前会長が最も大切にしていた『お客様のお役に立つ』というモットーのもと、自社の製品やサービスをもっと多くの方に役立てていただくにはどうすれば良いかと思案された結果、納期の短縮/注文のしやすさや選びやすさ/適正製品の提供など、DXによるサービス品質向上の取り組みが始動しました。
同社がDX改革と社内業務の効率化を同時に推し進める中で、「安定した高速通信環境の構築」という大きな課題が浮き彫りになりました。
業務に大きな影響を及ぼす通信障害への早急な対処
守屋様「以前のネットワーク環境では、特に業務の繁忙時間帯において通信速度の低下や接続不良が頻発しており、業務の効率に大きな影響を及ぼしていました。クラウドサービスの利用が増える中で、安定した通信が求められる場面でも、突発的な通信障害により業務が一時的に停止するケースがあり、現場からは不満や不安の声が上がっていました。
また、障害発生時の対応についても、回線事業者とサービス提供元が分かれていたため、原因の特定や復旧に時間を要することが多く、IT部門や現場担当者の負担が増加していました。こうした状況は、業務の信頼性や生産性の低下につながるだけでなく、顧客対応にも影響を及ぼす可能性があり、早急な改善が求められていました」
この課題を早期に解決するために、楽天モバイルのKŌSOKU Accessとクラウド管理型のCisco Merakiルーターの導入が決定しました。
導入後の効果
安定した高速通信環境の構築によりトラブルも減少
守屋様「以前は、通信の不安定さや障害対応の煩雑さが課題となっていましたが、楽天モバイルの回線(KŌSOKU Access)とCisco Merakiルーターを導入してからは、混雑する時間帯でも通信の安定性が大幅に向上し、業務中のストレスが軽減されました。特に、基幹システムを日常的に利用する営業所では、入力作業がスムーズになり、現場からも『業務が止まらなくなった』といった声が上がっています。
また、Cisco Merakiルーターのクラウド管理機能により、IT部門でのネットワーク監視や設定変更が遠隔で行えるようになり、運用面でも大きな改善が見られました。さらに、回線とサービスを一括で提供する楽天モバイルの仕組みにより、契約や運用の手間が減り、管理コストの削減にもつながっています。
現時点では、導入効果を数値としては計測しておりませんが、体感としては通信トラブルの発生頻度が大きく減少し、IT部門の対応工数も軽減されていると感じています。今後は、こうした効果をより明確に把握するために、定量的なデータの収集・分析にも取り組んでいきたいと考えています」
KŌSOKU Accessの導入を検討中の方へ
守屋様「業務に直結する通信環境の変更は、現場への影響やトラブルのリスクを考えると慎重にならざるを得ませんでした。
しかし、実際に楽天モバイルのKŌSOKU AccessとCisco Merakiルーターを導入し、本社・支店・営業所・工場すべての拠点で運用を始めてみると、通信の安定性や管理のしやすさ、そしてセキュリティ面での安心感など、想像以上の効果を実感することができました。
もちろん、導入にあたっては事前の準備や関係部門との連携が欠かせませんでしたが、結果として、業務全体の信頼性と生産性を高める大きな一歩となりました。
環境やニーズは企業ごとに異なりますが、『現場の声に耳を傾けながら、将来を見据えた選択をすること』が、最も大切なポイントだと感じています。これからネットワークの見直しを検討されている方にとって、私たちの経験が少しでも参考になれば幸いです」
今後の展望
独自価値を生み出す体制を楽天モバイルと共に
守屋様「弊社では現在、AIやクラウドを活用したソリューションの提供を通じて、お客様の業務効率化やデジタル化支援に取り組んでおります。こうした取り組みをさらに加速させるために、楽天モバイルの法人向けサービスとの連携を今後の事業展開において重要な要素と捉えています。
今後は導入した基盤を活かしながら、AIによる業務支援ツールの導入や、クラウドベースのデータ連携・分析環境の構築を進め、より高度な情報活用を実現していく予定です。最終的には、お客様の課題解決に直結する形で、当社独自の付加価値を提供できる体制を整えることを目指しています」
※ 掲載内容は取材当時のものです。