1Gbpsと10Gbpsの光回線の違いとは？用途に適した選び方を紹介

通信速度

1Gbpsや10Gbpsという名称は光回線の最大通信速度、1Gbpsと10Gbpsから来ています。理論上、10Gbps回線は1Gbps回線の10倍の速度となります。

但し、最大通信速度は、あくまでも通信環境や通信機器を最良に整えた場合の理論上の上限値です。常に最大通信速度が出ることを保証するものではありません。そのため、実測値は、最高通信速度を下回ることを念頭に置く必要があります。

利用料金

1Gbps回線に比べ、10Gbps回線の利用料金は高額です。共有型回線よりも専有型回線のほうが、1Gbpsと10Gbpsの差額が大きくなる傾向があります。

使用機器

回線の利用には、使用する回線に対応した機器が必要です。ONU（光回線終端装置）やルーターが対応していない場合、インターネットに接続できなくなったり、低速での接続になってしまったりする可能性もあります。さらに、使用するデバイスや周辺機器の最大通信速度も重要です。Wi-FiルーターはWi-Fi7（IEEE802.11be）やWi-Fi6（IEEE802.11ax）といった高速Wi-Fi規格のものもあるため、使用する回線と合うか確認しましょう。

同時接続台数と通信速度

1Gbps回線でも、同時に複数のデバイスでインターネットに接続することは可能です。しかし、クラウドサービスやAIサービスを利用したり、オンライン会議を行ったりする場合、多くのデータ送受信が発生し、回線帯域が圧迫されてしまい、通信速度が低下してしまいます。送受信するデータやデバイスの数が多い場合は、10Gbps回線がおすすめです。

1Gbpsと10Gbpsの光回線選びには用途が重要

インターネットの用途も、回線を選ぶ指標となります。具体的な用途別にどちらの回線が向いているかを紹介します。

社内サーバー中心の運用でも、外部通信の有無で回線選びが変わる

社内サーバーで業務データを管理し、外部とのやり取りが限られている場合、1Gbps回線でも十分なケースが多いでしょう。社員数が増えても、主に社内のネットワーク内で業務が完結するのであれば、大容量回線は必須ではありません。

しかし、将来的にクラウドサービスの活用や外部とのデータ通信を増やす予定があるなら、10Gbps回線を検討する価値があります。

クラウドサービスの利用頻度が高い

ビジネス向けのクラウドサービスの利用頻度が高い場合は、データ通信量が多くなる傾向にあります。スムーズに業務を行えるように、10Gbps回線がおすすめです。

オンライン会議を頻繁に行う

リモートワークを導入し、オンライン会議を頻繁に行う企業も多くなっています。リアルタイムでのレスポンスが悪いと、会議の進行にも影響が出ます。オンライン会議の品質を確保するためにも10Gbpsがおすすめです。

複数の拠点をインターネットVPNでつないでいる

複数の拠点があり、インターネットVPNを利用する場合、各拠点からの通信が集中する本社は10Gbps回線の利用が適しています。各拠点は使用するデータ通信量に合わせた回線を選択するとよいでしょう。

Webサービスを提供している

顧客や他企業にWebサービスを提供し、Webサービス用のデータを自社サーバーで管理している場合、サーバーにアクセスが集中します。通信品質はサービス品質に直結するため、10Gbps回線が必要となります。

KŌSOKU Accessなら快適な通信が可能

KŌSOKU Accessは専有型回線のため、共有型回線よりもスムーズな通信を期待できます。楽天モバイルの独自ネットワークはSRv6技術で自動ルート切り替えが可能なため、回線に障害が発生しても、通信が途切れることはありません。

低価格を実現したKŌSOKU Access

KŌSOKU Accessは、インターネットの利用に必要な回線業者とプロバイダーとの契約を楽天モバイルで一括提供しています。このことにより、低価格でサービスをご利用いただけます。

初期費用と基本工事費用の支払いは、24回の分割払いとなります。月々の分割請求分は、24ヶ月間月額料金から割り引かれるため、初期費用と基本工事費用は実質無料です。（但し、2年以内で解約する場合、分割残債は一括請求されます）

2年以上利用するなら導入費用は不要で、専有型回線をより低価格で利用できます。

KŌSOKU Accessの提供エリアは全国をカバー

楽天モバイルが法人向けに提供しているKŌSOKU Accessは、全国の楽天モバイル回線エリアのネットワーク施設や環境を生かして、一部地域を除き広範囲でサービスを提供しています。（詳細な提供エリアは、別途お問い合わせが必要です）

拠点が全国にあっても、すべての契約を楽天モバイルで一元管理できます。また、事業所を他の都道府県に移動する場合も、楽天モバイルを変わらずご利用いただけます。