スマホの電源が入らない原因は主に4つあります。
それぞれの原因を詳しくみていきましょう。
スマホの充電ができていないと電源は入りません。充電ができていない原因で意外と多いのは、プラグが抜けていたり、充電ケーブルがしっかり刺さっていなかったりといったことです。
他にも、充電ケーブルの断線やスマホの充電口の接触不良、バッテリーの劣化などが考えられます。
スマホが高温になると、熱による破損を防ぐためセーフティー機能が働きます。そのため、熱暴走が起きると強制的に電源が落ちたり、電源が入らなくなったりすることもあります。
スマホの電源が入らなくなる直前にOSのバージョンアップやアプリのインストールやアップデートを行った場合は、原因がOSやアプリの不具合にある可能性も出てきます。特にOSのバージョンアップが正常にできていなかったり、バージョンアップ後のOS自体に不具合があったりすることも考えられるでしょう。
スマホを落としたり、水没させたりしてしまった際に、ハードウェアが破損してしまうこともあります。さらに、長期間の使用による内部部品の劣化や、繰り返しの衝撃による微細なダメージが蓄積されることで、突然電源が入らなくなることもあります。普段の使い方や環境に起因することが多いため、日頃から注意が必要です。
スマホの電源が入らない場合、確認しておきたい項目が5つあります。
これらの項目を確認し、当てはまるものがあれば、それぞれに合った対処法を試してみましょう。
本体が高温になっていると、セーフティー機能が働いて電源が入らないことがあります。このような場合は、本体の温度を下げてから、改めて電源が入るかどうか確認しましょう。
スマホの温度を下げるために、充電中であれば、いったん充電ケーブルを外します。スマホケースを外したり、うちわや扇風機で風を送ったりすると、より早く本体の温度を下げられます。
早くスマホを冷ましたい気持ちから、冷蔵庫に入れたり、保冷剤を当てたりしてスマホを急激に冷やすと、スマホ内部で結露が発生し故障の原因となるため、注意しましょう。
スマホの電源が入らない場合以外に、ディスプレイがつかない原因として、スマホの近接センサーの誤動作やディスプレイの故障が考えられます。別の電話からスマホに電話をかけて、本体が起動しているかどうかを確かめてみましょう。着信音が聞こえる場合は、スマホの電源は入っています。
まずは近接センサーの誤作動かどうかを探ってみましょう。近接センサーは通話の際に耳がディスプレイに触れることで誤動作をしないように、ディスプレイを暗くするためのものです。まれにディスプレイ保護フィルムが近接センサーに干渉し、ディスプレイが真っ暗になってしまうことがあります。
ディスプレイ保護フィルムを使用している場合は、フィルムを剥がしてください。フィルムが原因の近接センサーの誤作動であれば、フィルムを剥がすことで、通常通りスマホを使用できるようになります。
ディスプレイ保護フィルムを使用していなかったり、フィルムを剥がしても画面がつかなかったりする場合は、ディスプレイの故障の可能性が高いので、修理が必要です。
Android™ではSDカードやSIMカードの読み込みがうまくいかないと起動できないこともあります。電源が入らないときは、SDカードとSIMカードを取り出した状態で電源が入るかどうかを確認してみましょう。SDカードやSIMカードの金属部分の汚れやサビは接触不良の原因になるため、軽く拭き取ってから再挿入してください。
一方で、iPhoneはSDカードスロットがないため、この問題は発生しません。SIMカードに関しても、接触不良が起きても通常は電源が入るため、問題が発生した場合はエラーメッセージが表示されることが一般的です。
スマホをセーフモードで再起動してみましょう。起動した場合は、インストールしたアプリが原因の可能性もあります。セーフモードでもアプリのアンインストールはできます。電源が入らなくなる直前にインストールしたアプリをアンインストールして、電源を入れ直してみましょう。
セーフモードで起動する手順は機種によって異なります。お使いの機種のマニュアルなどを参照してください。
スマホの電源が入らないときに、しないほうがよい行動は次の2つです。
どのような点が問題なのか、解説していきます。
短時間の間に電源のオンオフを繰り返すと、本体に負担がかかります。本体に負担がかかると、状態が悪化するおそれがあります。原因を探るために電源のオンオフの作業は必要ですが、短時間に集中して電源のオンオフを繰り返すことは避けましょう。
スマホは精密機器のため、分解することによって内部部品の破損や組み立てミスが起これば、火災など重大な事故につながる場合もあります。他にも、作業中のやけどや感電などの危険性があります。
また、分解修理したことで、電波法に抵触するおそれがあります。重い罰則が課せられることになるので注意してください。補償が効かなくなり、修理費用がかさむだけではないことを、しっかりと理解しておきましょう。
どうしても電源が入らない場合は、最終的に修理や機種変更が必要となります。気になる修理費用や修理期間について解説します。
修理費用は機種や修理箇所、加入している補償サービスによって変わってきます。基本的にハイスペックモデルのスマホのほうが、修理費用も高くなります。特にディスプレイや基板の修理は機種による修理費用に幅があります。バッテリー交換については、概ね1万円前後が相場です。
修理期間は、おおよそ1~2週間はかかるとみておくとよいでしょう。修理期間も修理内容や修理の依頼先によって違いがあります。
使用していたスマホが古い場合は、思い切って機種変更するのも一つの手です。店頭での手続きや即日対応可能な場合も多く、スムーズに新しいスマホを利用できる可能性があります。
スマホの電源が入らないなどの不具合は、ある日突然起こります。慌てないためには、日頃からバックアップをしておくことが必要です。クラウドにバックアップしておけば、故障に限らず機種変更の際にも、データ移行が簡単に行えます。
スマホの電源が入らない場合の主な原因や確認する項目と対処法を紹介しました。故障は予測できない場合が多いため、普段から落下や水濡れを防ぐなど、スマホの適切な取り扱いを心がけましょう
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