SIMロック解除で海外SIMを使える?メリットやデメリットも解説

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出張や留学などで海外に滞在する際、「できれば今使っているスマホをそのまま使いたい」「海外SIMを使ってみたいけれど、よくわからないので不安」という方など、海外SIMについてさまざまな希望や不安を持っている方も少なくありません。この記事では海外SIMを利用するときの気になるメリットやデメリット、購入時の注意点などについて紹介しています。海外SIMを利用してみたいとお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
SIMロック解除で海外SIMを使える?メリットやデメリットも解説

SIMロックを解除すれば海外SIMカードは使える?

SIMロックを解除すれば海外SIMカードは使える?

SIMロックを解除すれば海外SIMカードも利用できるようになります。海外SIMカードは渡航先で現地のモバイル回線を利用して、通話やデータ通信をするために必要なSIMカードです。日本国内用のSIMは、現地のモバイル回線を利用できないため、海外SIMに入れ替えて使います。

海外SIM利用で通信費を安く抑えるのにも有効なので、海外出張が多い方や海外留学をお考えの方におすすめです。

SIMロック解除について詳しく知りたい方は「SIMロック解除で通信費の見直しを!解除できない原因と対処法も解説」記事をご覧ください。

海外SIMを利用するメリット

海外SIMを利用するメリット

海外SIMを利用するメリットには、次のようなものがあります。

  • 通信費を安く抑えられる
  • モバイルWi-Fiを持ち歩かなくてもいい
  • 最適な料金プランやデータ量を選べる
  • 周遊SIMが用意されている場合もある

日本で使用しているスマホを海外でも利用する方法は、国際ローミングを利用、海外SIMを利用、モバイルWi-Fiを利用の3つの方法が考えられます。短期間の利用であれば、国際ローミングの定額プランの利用やモバイルWi-Fiの利用でも問題はありません。

しかし、利用が長期間になると、定額プランでもかなり料金がかさみます。それに比べると海外SIMを利用する場合、最適な料金プランやデータ量を選べるので、通信費を安く抑えられます。また、モバイルWi-Fiを持ち歩く必要もありません。

1つの海外SIMで複数の国にまたがって利用できる周遊SIMといわれるものも販売されています。決められた範囲内の国であれば、SIMの差し替え無しに利用できて便利です。ただし、1つの国のみでしか利用できないSIMも存在しているので、購入時に間違えないようにしましょう。

海外SIMを利用するデメリット

海外SIMを利用するデメリット

海外SIMを利用する際のデメリットには次のようなものがあります。

  • SIMカードの差し替えと初期設定が必要
  • 海外SIMを利用している間、電話番号が変わってしまう
  • スマホとの相性が悪いことがある

SIMカードの差し替えと初期設定が必要

SIMカードの差し替えと初期設定については通信料金を節約できることに比べると、デメリットとして気になるほどではありません。

海外SIMを利用している間、電話番号が変わってしまう

海外SIMを利用している間、電話番号が変わってしまうと、不都合がある方もいらっしゃるかもしれません。そのようなときは国際ローミングかモバイルWi-Fiを利用する方がいいでしょう。

スマホとの相性が悪いことがある

スマホのなかには海外SIMとの互換性がないものがあります。使いたい国や地域の通信バンドに対応していないことなどが原因です。互換性がないと電波を受信できません。海外SIMの提供元の多くは、対応している機種の一覧を公開しています。事前に確認しておきましょう。

海外SIMを購入するときに注意すべきこと

海外SIMを購入するときに注意すべきこと

SIMカード本体や料金プラン、海外SIMを購入する場所など海外SIMを購入するときに注意すべきことを紹介していきます。

SIMカードのサイズ

海外SIMを購入する際にはSIMカードのサイズに気をつけましょう。SIMカードには次のようなサイズが存在しています。

  • 標準SIM
  • microSIM
  • nanoSIM

標準SIM(国際基準ではminiSIM)は、3G世代のスマホに使用されていたもので、4Gや5Gが主流になった2024年現在では、ほとんど使用されていません。microSIMは2010年ごろに販売されたスマホに使用されていました。最新のスマホではほとんど使用されていませんが、古いスマホをまだ使っている場合、使用されていることもあります。

2024年現在、主流となっているのはnanoSIMです。すべてのサイズに対応できる3in1(マルチSIM)といわれるSIMもあります。使用したいスマホのSIMとサイズが違えば当然使用できません。事前にしっかり確認しておきましょう。

最近ではeSIMという端末内蔵型のSIMも登場しています。eSIMはオンライン手続きだけで、海外でも利用可能です。SIMカードの入れ替えも必要ありません。

eSIMについて詳しく知りたい方は「eSIM(イーシム)とはなにか?SIMカードとの違いと、メリット・デメリットを解説 」記事をご覧ください。

SIMカードのタイプ

海外SIMのタイプは次のとおりです。

  • データ通信
  • データ通信+通話
  • データ通信+SMS
  • データ通信+通話+SMS

一番シンプルなデータ通信のみのタイプは他のタイプに比べると料金が安く設定されています。050電話番号といわれるIP電話やLINE通話、スカイプ通話などはデータ通信タイプでも利用できるので、通話も可能です。

もともと電話機能が付いていないタブレットに利用するのであれば、データ通信タイプで問題ありません。スマホの通話アプリを利用するなら、通話もできるタイプを選びましょう。通話する予定がなくても、警察や病院などに連絡する必要がないとは言い切れません。万が一に備えて通話ができるタイプを選んでおくと安心です。

最近は、SNSやオンラインショッピング、チャットツールなどでSMS認証が必要になる場面が増えてきています。通話可能なタイプはもちろんですが、データ通信のみのタイプにも電話番号が割り当てられているので、SMSの利用も可能です。

しかし、SMSがオプションになっている場合があります。どちらのタイプを選ぶとしても、SMS利用が含まれているのか、オプションなのかを確認しておきましょう。

  • LINEは、LINE株式会社の商標または登録商標です。
  • Skypeは、Microsoft Corporationの商標または登録商標です。

SIMカードのデータ通信量

海外SIMのプランはデータ通信量が500MBから無制限までさまざまなものがあります。利用できる日数とデータ通信量が設定されている場合がほとんどです。自分に最適なデータ通信量を知るためにもデータ通信量がどれくらいなのかを普段から把握しておくことが大切です。

SIMカードの支払い方法

海外SIMの支払い方法には次の3つがあります。主流は使い捨て型プリペイド方式です。

  • 使い捨て型プリペイド
  • チャージ型プリペイド
  • ポストペイド

使い捨て型プリペイドは使用期限が決まっており、期限が過ぎると使えなくなります。主に短期間用として利用されています。チャージ型プリペイドカードは毎月チャージできるので、長期間の利用が可能です。どちらも前払いのため金額の上限がきまっています。使いすぎが心配な場合はプリペイド方式を利用するといいでしょう。

ポストペイド方式は使った分だけ後払いする方式です。クレジットカード払いや口座引落を利用するので、金額の上限がありません。支払金額が高額になることもあるので、注意が必要です。

海外SIMを購入する場所と差し替えるタイミング

海外SIMを購入する場所と差し替えるタイミング

海外SIMは現地でも日本国内でも購入が可能です。日本国内であれば出発前の空港やショッピングサイトで購入できます。現地で買うほうが若干安くなりますが、現地の言語や英語で対応する必要があります。また、SIMの販売場所は国によって違うので、場合によっては探し回らなければなりません。

そのようなやり取りに自信がない場合や手間が面倒な場合は、少し割高であっても日本国内で購入しておく方がいいでしょう。

SIMカードの差し替えは現地に着いた直後がおすすめです。SIMは差し替えてアクティベーションをした時点で利用開始と判断されてしまうので、注意しましょう。

SIMロックを解除すれば海外SIMも利用できる

SIMロックを解除すれば海外SIMも利用できる

スマホのSIMロックを解除し、海外SIMを利用すれば、海外でも使い慣れたスマホを利用することも可能です。長期海外出張や海外留学など、ある程度の期間を海外で過ごす場合の通信費節約にも役立ちます。

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