海外出張や海外での滞在では、短期間使えるeSIMを選べます。どのような活用ができるか、主な用途や使用開始までのステップを確認していきましょう。
海外用のeSIMを選ぶ用途は、さまざまです。代表的な業務を、以下に挙げました。
幅広い用途に役立つことは魅力的です。BYOD(私用の携帯電話を仕事でも使う)の場合は、海外旅行を楽しむためにeSIMを使うケースもあるかもしれません。
なお1年以上現地に滞在する場合は、現地の携帯電話会社と契約して、月額制のSIMカードやeSIMを入手するほうがお得です。
海外で短期間使えるeSIMは、以下のステップで使えるようになります。SIMカードが届くまで待たずに済み、スピーディーに設定を終えられることはeSIMのメリットです。
スマートフォンしか持っていない場合は、せっかく届いたeSIMのQRコードを読み込めない場合があります。この場合は、事前にQRコードを印刷しておくとスムーズです。パソコンやタブレット、別のスマートフォンが使える場合は、パソコン等にQRコードを表示させましょう。eSIMを使いたいスマートフォンでQRコードを読み込めれば、設定を進められます。
海外で短期間使えるeSIMには、さまざまなサービスがあります。多くの国に対応するeSIMを、以下に挙げました。
運営会社が同じ場合でも、訪問先の国によって容量や有効期間、料金は異なります。各社の公式サイトでお確かめください。
海外で短期間使えるeSIMの活用には、メリットとデメリットがあります。それぞれの内容を確認し、海外用のeSIMの特徴と注意点を把握してください。
海外用のeSIMを選ぶことには、以下のメリットがあります。
海外用のeSIMは海外ローミングと異なり、使い過ぎても後日高額な料金を請求される心配はいりません。必要なときに必要な期間だけ使えるeSIMを選べることは、大きなメリットといえるでしょう。
海外用のeSIMには、以下のデメリットがあることに注意が必要です。
上記の点に注意することで、海外でもスムーズにeSIMを使えるでしょう。訪問先の国や滞在日数、お持ちの端末がeSIMに対応するかなどの項目を、事前にチェックすることをおすすめします。
契約中の回線によっては、海外でもお得に使えるサービスを提供する場合があります。例えば「Rakuten最強プラン ビジネス」は「Rakuten Link Office」アプリを使うことで、多くの国で通話やSMSを無料にできます。 ※ 電話やメッセージのやり取りを中心に使う場合は、わざわざ現地向けのeSIMを選ばずに済むケースも多いでしょう。
ここまで解説したとおり、海外に行くからといって、必ずしも海外用のeSIMを契約する必要はありません。一方で、ぜひとも必要となるケースもあるでしょう。その場合は以下に挙げる3つのポイントを踏まえて、用途に合ったeSIMを選ぶことが重要です。
端末にSIMロックがかかっている場合、利用中の携帯キャリア回線以外はつながりません。海外でのeSIMは、国内外さまざまな回線から選べることが魅力です。出発前の早い段階で、忘れずに解除しておきましょう。
海外で使うeSIMは、事前に日本で購入できるサービスから選ぶことをおすすめします。現地で入手する方法は外国語でのやり取りを要するだけでなく、「早くスマホを使いたい!」とあせるあまりに業務にマッチしたeSIMを選べないかもしれません。出発前ならじっくり比較検討して、貴社に合ったeSIMを購入できます。
なおeSIMのQRコードには、有効期限があります。事前の準備は重要ですが、数週間前から購入することはおすすめできません。eSIMはSIMカードの郵送を待つ必要がないため、旅行の数日前に購入しておけば余裕を持って設定できるでしょう。
eSIMは、利用できる日数やデータ容量を事前に決めて購入するサービスです。日数やデータ容量をオーバーした場合は、新たなeSIMを用意しなければなりません。データをチャージすることで使える日数を伸ばせるeSIMもありますが、対応するサービスは限定されます。事前に滞在期間はどのくらいか、データ量はどの程度使うか検討したうえでeSIMを選びましょう。
eSIMによっては、1日当たりのデータ容量が限定されるプランもあることに注意してください。例えば「1週間で14GB」のeSIMを購入した場合、1日当たりで使えるデータ容量は以下のとおりとなります。
1日当たりのデータ容量 | 1日で3GB使った場合の挙動 |
---|---|
制限なし | 「1週間で14GB」の範囲内なら、速度制限なく使える |
2GBまで | 7日間のデータ容量が14GBに満たなくても、その日に使ったデータ容量が2GBを超えた時点で通信速度が低下、または通信できなくなる |
もしデータ使用量の見積もりが難しい場合は、「使える日数の範囲内なら、データ容量無制限」のeSIMを選ぶと安心できます。
楽天モバイルが提供する「 Rakuten最強プラン ビジネス 」は、海外で使う際もおすすめのサービスです。目的地や用途によっては、別途eSIMを契約する手間を省けるでしょう。
ここからは「 Rakuten最強プラン ビジネス 」を選ぶ4つのメリットを取り上げます。eSIMを選ぶ際に、あわせてご検討ください。
eSIMは、eSIMに対応する機種のみ使えます。事前に端末メーカーや携帯電話会社の公式サイトで、eSIMの対応状況をチェックしておきましょう。
「 Rakuten最強プラン ビジネス 」では、「Rakuten Link Office」アプリを使って通話・通信料を節約できます。対象の国や地域では、Rakuten Link Officeアプリ同士ならアプリ利用することで日本国内への通話がかけ放題、SMS送信も無料です。アジアやヨーロッパ、北アメリカを中心に、さまざまな国や地域で使えます。 ※
わざわざ現地で使えるeSIMを用意し、設定する手間と費用は必要ありません。海外ローミング用データの容量を消費しないことも、「Rakuten Link Office」アプリの魅力です。
「 Rakuten最強プラン ビジネス 」なら海外ローミングが必要となる場合でも、月々1GB~2GBまで使えます。月間で使えるプランごとのデータ量を、以下の表にまとめました。
海外でのデータ通信量(月間) | 海外でのデータ通信量(月間) |
---|---|
2GB |
・音声+データ無制限
※
プラン
・音声+データ 30GB プラン ・データ 30GB プラン |
1.5GB |
・音声+データ 5GB プラン
・データ 7GB プラン |
1GB |
・音声+データ 3GB プラン
・データ 3GB プラン |
付与されたデータ通信量を超過した場合でも、最大128kbpsで通信できます。近くにWi-Fiが無い場合でもデータ通信を使えることは、メリットの一つです。海外で頻繁に携帯電話回線を使ったデータ通信やテザリングを使わない場合は、わざわざeSIMを用意しなくて済む場合もあるでしょう。
「 Rakuten最強プラン ビジネス 」は、eSIMに対応しています。eSIMに対応する端末を用意すれば、物理的なSIMカードを使う必要がありません。このため、SIMの管理も楽になることが期待できます。SIMの盗難や紛失のリスクも下がるでしょう。
「 Rakuten最強プラン ビジネス 」は海外で使う場合でも、基本料金は上がりません。以下の料金は別途加算されますが、それ以外はお使いのプランの月額料金に含まれます。
「 Rakuten最強プラン ビジネス 」は他の通信キャリアよりもお得となる場合が多く、海外で使う場合も金銭的なメリットを受けられるプランです。支出額が大きくなりがちな法人様に、うれしいプランといえるでしょう。
海外用のeSIMは、さまざまなサービスから選べます。同じ国を対象としたプランでも、料金や使える日数、データ容量は各社で異なります。サービス内容をじっくり比較検討したうえで、訪問の目的に合ったプランを選びましょう。
もっとも海外に行く場合、専用のeSIMが必須とは限りません。「 Rakuten最強プラン ビジネス 」なら、Rakuten Link Officeアプリを使うことで訪問先によっては通話やメッセージ送信が無料 ※ になり、月1GBから2GBのデータ容量もついています。使い方によっては、あえてeSIMを用意せずに済むケースもあるでしょう。海外でどのように法人携帯を使うかをよく検討のうえ、必要に応じて適切なeSIMを選んでください。