eSIMは法人にもおすすめか?気になるポイントを徹底解説

皆さまのなかには、プライベートでeSIMに対応するスマートフォンをお使いの方もいるのではないでしょうか?法人携帯では、安全性・確実性・コストパフォーマンスが求められます。eSIMは、ビジネスに求められる要件を満たすSIMです。

この記事ではeSIMならではのメリットに加えて、eSIMを使う際に気になるポイントを解説します。「自社でeSIMを使い始めようか」とお悩みのご担当者様は、ぜひお読みください。
eSIMは法人にもおすすめか?気になるポイントを徹底解説

eSIMは法人の端末契約にもおすすめ!5つの理由を紹介

eSIMは法人の端末契約にもおすすめ!5つの理由を紹介

eSIMは、法人携帯の契約におすすめです。5つの理由を通して、eSIMが優れている理由を確認していきましょう。

SIMカードの破損を気にする必要がない

SIMカードの破損を気にせず使えることは、eSIMを選ぶ代表的なメリットです。物理的なSIMカードには、以下のリスクがあるためです。

  • SIMカードを静電気などによって破損してしまう
  • スマホの内部で、SIMカードやトレーが引っ掛かる

どちらも、スムーズな利用を妨げる要因です。eSIMならこのようなリスクは生じないため、安心して使えます。

SIMカードを誤ったサイズで切り取ってしまうミスを防げる

最近のSIMカードは、以下の3サイズに対応する「マルチサイズ」が基本です。

  • 標準SIM
  • microSIM
  • nanoSIM

送られたSIMカードがマルチサイズの場合は、端末が要求するSIMのサイズに合わせて、ユーザーが自ら適切なサイズに切り取らなければなりません。必要以上に小さいサイズで切り取ってしまうと、SIMカードの再発行が必要となります。手間と日数を要するほか、再発行の料金がかかるかもしれません。

eSIMなら、SIMを切り取る手間やリスクはありません。誤ったサイズで切り取ることによる時間的・金銭的な負担を防げます。意図しない負担を防げることは、大きなメリットといえるでしょう。

再発行も簡単に行える

eSIMなら、再発行も簡単です。「 Rakuten最強プラン ビジネス 」の場合は、「my 楽天モバイル Office」にログインして、いつでも再発行手続きを行えます。必要なタイミングですぐに手続きできることも、メリットの一つです。

通信品質はSIMカードの場合と変わらない

携帯電話回線の通信品質は、eSIMとSIMカードで変わりません。SIMカードからeSIMに変更した後も、これまでと同じように通話・通信できるメリットも見逃せないポイントです。

対応する携帯電話会社が多い

eSIMは通信キャリア4社だけでなく、MVNOでも対応する携帯電話会社が増えています。契約先やプランの選択肢が多いため、コストパフォーマンスに優れたプランを選びやすいでしょう。「 Rakuten最強プラン ビジネス 」も、eSIMに対応しています。

eSIMは簡単な方法で設定できる

eSIMは簡単な方法で設定できる

eSIMは、簡単な方法で設定できます。機器の設定に苦手意識をお持ちの方でも、手順に沿って進めれば使えますから安心です。ここでは楽天回線につなぐ場合を例に、準備しておきたい項目や設定方法を確認していきましょう。

あらかじめ用意しておくものや確認事項

eSIMの設定には、事前の準備が重要です。以下に挙げる3つの項目を準備しておきましょう。


準備する項目 備考
1 eSIMで使う端末の確保と初期設定 手元に無い場合は、楽天回線に対応する端末を購入する。初期設定も済ませておく
2 QRコード 申込完了後、郵送される書類等に記載されている
3 Wi-Fiがつながる場所の確認 eSIMの設定に必要。Wi-Fiがつながらない場合は、つながる場所に移動する

MNPで転入する場合は、eSIMを設定する前に転入手続きを済ませておく必要があります。

準備をしっかり行っておけばスムーズに設定を終えられるため、苦手意識を持たずに済むでしょう。一方で準備をおろそかにすると設定の途中でつまずき、苦手意識を増幅しかねません。

eSIMの設定手順

eSIMの設定は、以下のステップで行えます。

  1. 設定するスマートフォンで、「設定」をタップする
  2. モバイル通信プランや携帯電話会社を追加する手順で、準備したQRコードを読み取る
  3. 追加する携帯電話会社の名称を確認して、追加する
  4. 処理完了を待つ

設定する手順は、スマートフォンにより多少異なります。詳細は「 eSIM対応製品での開通方法 」をご確認ください。

楽天回線に接続されていることを確認する

正常にeSIMの設定が終われば、楽天回線に接続された状態になります。以下の項目をご確認ください。

  • 画面に「5G」または「4G」が表示される
  • Webサイトを閲覧できる
  • 通話が可能

3項目とも問題ないことを確認できれば、接続確認が完了です。

eSIMのセキュリティは大丈夫?

eSIMのセキュリティは大丈夫?

新しい技術を使う際、セキュリティは気になるものです。被害が拡大している「フィッシング」に対して、安全に使えるか気になる方も多いでしょう。ここではSIMカードとの比較を含め、2つの観点でeSIMのセキュリティを解説します。

端末を紛失しても、SIMカードを使いまわされる心配がないため安心

SIMカードはSIMカード自体をロックする「PINコード」を適切に設定していないと、悪意ある者により端末から抜き取られて別の端末に流用されるリスクがあります。一方でeSIMはSIMカードと異なり、原則としてその端末しか使えません。端末にロックをしておけば、暗証番号が解読されない限りeSIMを悪用される心配はないため、SIMカードよりも安全です。

スマートフォンなどの携帯端末には紛失や盗難のリスクがつきまといますが、eSIMによりリスクを下げられることはメリットといえるでしょう。

IDとパスワードは厳重に管理を

eSIMの活用には、注意すべき点もあります。携帯電話会社の公式サイトにログインするIDやパスワードは、厳重な管理が必要です。もし悪意ある者がIDとパスワードの組み合わせを知った場合は、自由にeSIMを再発行されるリスクがあるためです。

「Rakuten最強プラン ビジネス」の場合、「my 楽天モバイル Office」にログインできればeSIMの再発行ができます。パスワードは他人に知られないよう、厳重に管理しておきましょう。またユーザーIDは契約担当者様のメールアドレスですから、「my 楽天モバイル Office」専用のアドレスを用意しておくと安心です。

eSIMを上手に活用するポイントや注意点

eSIMを上手に活用するポイントや注意点

eSIMをうまく活用するためには、押さえておきたいポイントや注意点が3つあります。よく確認したうえで、日々の業務にお役立てください。

eSIMに対応する機種のみ使える

eSIMは、eSIMに対応する機種のみ使えます。事前に端末メーカーや携帯電話会社の公式サイトで、eSIMの対応状況をチェックしておきましょう。

機種変更をする場合はeSIMの再発行が必要

eSIMを利用中の端末を機種変更する場合は、eSIMの再発行が必要です。携帯電話会社によっては、再発行する際に手数料を課される場合があることに注意してください。この点は、サイズが合えば新しい機種に転用できる「SIMカード」との違いです。

2枚のeSIMを使う場合の注意点

2枚のeSIMを使う場合、両方のeSIMを同時に使えるかどうかは機種によります。ある機種ではどちらのeSIMでも待ち受けできて、切り替えせず通話やデータ通信が可能。一方で機種によってはどちらか片方のeSIMしか使えず、もう一方のeSIMを使うためには切り替え操作を要するケースもあります。BYOD(私用の携帯電話で社用の通話やデータ通信を行う)で活用する場合は、手動での切り替えが不要で、通話を同時に待ち受けできる機能が必要です。

電話の待ち受けを同時に行えるか、切り替え操作をせずに使いたいeSIMで通話・データ通信を行えるかは、機種の取扱説明書などで確認できます。購入前に、よくチェックしておきましょう。なおBYODについては、「 BYODとはなにか?導入や運用のポイントとおすすめの方法を紹介 」記事で詳しく解説しています。関心をお持ちの方は、ぜひご覧ください。

eSIMを使うなら「Rakuten最強プラン ビジネス」をおすすめ

eSIMを使うなら「Rakuten最強プラン ビジネス」をおすすめ

業務でeSIMを使うなら、「 Rakuten最強プラン ビジネス 」がおすすめです。どのようなメリットを得られるか、5つの項目に分けて解説します。

eSIMの再発行手数料が無料

Rakuten最強プラン ビジネス 」なら、eSIMを無料で再発行できます。機種変更を頻繁に行う場合でも、あるいは故障や盗難、紛失といったトラブルに遭っても、eSIMの再発行に関する金銭的な負担が増えないことにメリットを感じる法人様も多いでしょう。

音声+データプランは4種類、データプランは3種類から選べる

Rakuten最強プラン ビジネス 」は、7種類の豊富なプランから選べます。

  • 音声通話や「Rakuten Link Office」アプリが使える「音声+データプラン」4種類
  • データ通信とSMSが使えて割安な「データプラン」3種類

各プランで使えるデータ容量と月額料金を、以下にまとめました。


データ容量 「音声+データプラン」月額料金 「データプラン」月額料金
無制限 ※1 2,980円(税込3,278円)
30GB 2,780円(税込3,058円) 2,380円(税込2,618円)
7GB 1,480円(税込1,628円)
5GB 2,380円(税込2,618円)
3GB 1,980円(税込2,178円) 980円(税込1,078円)
  • 端末代、事務手数料、オプション料金などは別費用となります。
  • ※1 公平なサービス提供または環境により速度低下する場合あり

「Rakuten Link Office」アプリで国内通話料が無料

Rakuten最強プラン ビジネス 」で「音声+データプラン」を選んだ場合は、以下の通話・通信料金が無料となる Rakuten Link Officeアプリ を使えます。 ※2

  • Rakuten Link Officeアプリどうしの通話、およびメッセージやファイルの送受信
  • 国内の電話番号へ発信する(ナビダイヤルなど一部の番号は有料)
  • アメリカ、イギリス、中国、インド、韓国など、一部の国から日本の電話番号に発信する
  • 日本でSMSを受信する ※3

十分なコミュニケーションを取れるため、スムーズな意思疎通と円滑なビジネスの遂行に貢献するでしょう。

  • ※2 (0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話については、無料通話の対象外となります。Rakuten Link Officeアプリ未使用時、国内通話は30秒22円(税込)。
  • ※2 海外の対象国と地域からのみ発信可能となります。その他の地域に関してはWi-Fi接続中の場合のみ発信可能となります。
  • ※2 海外への発信はRakuten Link Officeアプリ同士のみ無料通話の対象となります。
  • ※3 iOS利用時の注意点:相手がRakuten Link Officeアプリを利用しない場合、標準SMSでの送受信となります。
  • ※3 Android版のみ対応

楽天モバイルでeSIM対応の端末を購入できる

楽天モバイルでは、eSIM対応の端末も販売しています。エントリーモデルからハイエンド機種まで、貴社のニーズに合わせて選べます。eSIMや楽天回線との相性に悩むことなく使えることに、メリットを感じる方も多いでしょう。

使えるエリアも広い

法人携帯の使えるエリアが広いことも、「 Rakuten最強プラン ビジネス 」の魅力です。楽天回線は、人口カバー率99.9% ※4 を達成済み。もし貴社のオフィスや事業所、訪問先が楽天回線のエリア外という場合でも、パートナー回線でつながるエリアが多いため安心です。もしつながるかどうか不安に思う場合は、トライアルもできますのでお申し込みください。

トライアルページ

eSIMは、海外での利用でも役立ちます。「 海外で使えるおすすめのeSIMは?「Rakuten最強プラン ビジネス」をおすすめする4つの理由 」記事で解説していますので、あわせてお読みください。

  • ※4 2023年6月時点。人口カバー率は、国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出

eSIMを選ぶことで、法人携帯をより安全でスムーズに活用できる

eSIMを選ぶことで、法人携帯をより安全でスムーズに活用できる

eSIMは、SIMカードの煩わしさや弱点をクリアしたサービスです。端末にSIMカードを差し込む手間は不要です。SIMカードのサイズを誤って切り取るミスも、eSIMなら起こりません。またSIMカードの紛失や盗難が原因で、なりすましの被害に遭うリスクを減らせるメリットも見逃せません。

eSIMを選ぶことで法人携帯をより安全な状態で活用でき、日々の業務を安心・スムーズに進められます。音声やデータ通信の品質は、eSIMになっても変わりません。法人携帯の新規導入や機種変更を行う際は、eSIMをぜひご検討ください。