花見は英語でどう話す?テザリングを使って外国人と花見を楽しむ方法を紹介

花見は多くの日本人にとって、春の到来を象徴するイベントです。外国人にとっては、日本らしい体験ができる貴重な機会となるでしょう。知人や友人、取引先に外国人がいる方は、花見をどのように説明しようか、また魅力をどのように伝えようかお悩みの方もいるかもしれません。

花見の魅力を伝えるには、テザリングの活用も有効です。この記事では花見をどう伝えるか、また外国人と花見を楽しむ方法を紹介します。
花見は英語でどう話す?テザリングを使って外国人と花見を楽しむ方法を紹介

花見の魅力を外国人にどう説明する?用語と文化の魅力を紹介

花見の魅力を外国人にどう説明する?用語と文化の魅力を紹介

花見は日本ならではの文化です。外国ではなじみのない行事ですから、魅力を外国人に説明し理解してもらうためには工夫が必要です。ここでは用語と文化の両面から、どのような魅力があるか紹介します。

花見は英語でどう言えば良い?

多くの外国人にとって、桜は数ある美しい花の一つに過ぎません。「日本では四季折々さまざまな美しい花が咲くのに、なぜ桜だけ特別扱いするのか」このように思う方もいるでしょう。

外国人に花見の魅力を理解してもらうためには、桜と密接に結びつく文化も説明する必要があります。ここからは日本人と桜がどのように関わっているのか、また花見とはどのような位置づけなのか、4つの観点から解説します。

家族や親戚、友人・知人が集まり、飲食をともにする機会

そもそも花見は、以下の行事をルーツとしたものです。

  • 貴族が桜の花を愛でる宴。歌を詠んだり蹴鞠をしたりして楽しむ
  • 農民が田の神をもてなすため、桜の木に集まる

江戸時代には庶民も桜の木に集まり、弁当を食べたり歌を歌ったりして楽しむといった習慣が定着しました。当時からレシピ本は存在しており、卵焼きやかまぼこなどが人気でした。今でも花見は、桜の花が咲く時期に家族や親戚、友人・知人が集まり、飲食をともにする機会として定着しています。

年間行事や重要なイベントに位置づけている方も多い

花見は期間限定です。桜の花を楽しめる時期は、1週間から2週間ほど。「都合が悪いから来週」と考えて延期すると、葉桜になってしまいかねません。一方で花見の時期は旧正月などと異なり、年によって大きく時期が変わらないことも特徴的です。

毎年ほぼ同じ時期に行えることから、1年に1回知り合いに会えるチャンスでもあります。このため、年間行事や重要なイベントに位置づけている方も少なくありません。

一斉に咲いて短期間で散る桜は、儚さの象徴

桜の代表で開花や満開の情報がテレビで注目される「ソメイヨシノ」は、接ぎ木や挿し木でしか増やせません。どのソメイヨシノも同じ遺伝子を持つため、同じタイミングで咲き誇り、散るタイミングも同じとなります。満開になれば、桜並木はピンク色の花で埋め尽くされるわけです。

ソメイヨシノが華やかに美しく咲き誇る期間は、ほんの数日。一斉に咲いて短期間で散る桜は、儚さの象徴です。しかし散りゆく桜が見せる「花びらの雨」も美しいもの。最後まで美しくあり続けることも、桜が愛される理由の一つです。

桜が咲く前と散った後で、風景は大きく変わる

桜は、季節の大きな変わり目を象徴する花です。桜が咲く前は冬の風景で、まだ緑は少ないです。木々の茶色も目立つでしょう。一方で桜が散った後は桜自身が葉桜となるだけでなく、周りの木々は葉を出し始め、植物も成長を続けます。わずか2~3週間で「茶色の風景」から「緑多い風景」に移り変わる境目として、桜は重要な花となっています。

花見はさまざまなタイミングで楽しめる

花見はさまざまなタイミングで楽しめる

花見はさまざまな時間帯で、また桜の咲き始めから散る時期まで、さまざまなタイミングで楽しめます。ここでは主な5つのシーンを取り上げ、どのように楽しめるか確認していきましょう。

昼間の花見で桜の美しさを楽しむ

淡いピンク色をした桜の花は、柔らかい雰囲気をつくります。ビビッドカラーではないため、たくさんの花が咲いてもけばけばしい印象を与えず、美しく見えます。

昼間の花見は、桜そのものの美しさを楽しめることが特徴です。明るいため桜も風景も良く見えるメリットも見逃せません。晴れた日は、青空と桜の花のコントラストが美しいです。また水面に映る桜の花がきれいに映ることに、魅せられる方も多いのではないでしょうか。

夜桜は昼と違った楽しさがある

桜がライトアップされる夜桜は、昼と違った楽しさがあります。幻想的でロマンチックな雰囲気は、夜ならではの魅力。水面に映る光と桜の花は、不思議な美しさを感じさせます。冷え込むものの、夜桜に魅せられる方も多いのではないでしょうか。

満開の桜は最も良い花見のタイミング

満開の桜は、木全体が淡いピンク色で覆われます。桜の木が美しく着飾ったように見えるでしょう。写真や動画を撮れば、ボリューム感のあるピンク色が広がった、美しい映像を記録できます。

桜並木なら美しい花をまとった木が続き、華やかな雰囲気を感じられるでしょう。花見をするなら、最も良いタイミングです。

満開になる前の桜も十分に楽しめる

満開になる前の桜は、花の状態に注目しましょう。

  • まだ硬いつぼみ
  • 明日にも咲きそうなつぼみ
  • すでに咲いている花

同じ木でも、上記の花が混在する場合も多いです。桜の美しさとともに、満開になったときの美しさを想像することもよい楽しみ方の一つです。

散り始めの桜も魅力的

花見は、散り始めの時期も魅力的です。川や湖の近くにある桜なら、水面に花びらがたくさん浮きます。この美しい風景は桜が散る時期にしか見られないもので、「花筏(はないかだ)」とも呼ばれます。場所によっては、舟の上から桜の散る様子と花筏を見られる場合もあります。

また桜の花びらが舞う「桜吹雪」も、この時期ならではの魅力です。役目を終えて土に還ろうとするときまで美しさを保つ桜の花びらは、最後まで美しくあり続ける美徳を象徴するものです。花びらが散るごとに、少しずつ新緑の季節に近づいているという季節の変わり目を実感できるでしょう。

花見ならテザリングが便利!テザリングを使って楽しむ3つの方法

花見ならテザリングが便利!テザリングを使って楽しむ 3 つの方法

花見は桜を見て楽しむこともおすすめですが、スマートフォンを介して通信を行う「テザリング」を活用すれば、花見をより楽しい時間にできます。ここからはテザリングを使って楽しむ3つの方法を解説します。

クラウドやSNSに保存した写真や動画を、大画面で楽しむ

体験したことや美しい風景、子どもが成長する記録を共有したい方は多いでしょう。テザリングを使えば、クラウドやSNSに保存した写真や動画を大画面で楽しめます。パソコンに保存していないコンテンツも、参加者と共有できるでしょう。Web会議システムを使えば、別の場所で花見を楽しんでいる方と会話でき、桜の美しさを共有できるかもしれません。

「スマホで十分ではないか」と思う方もいるかもしれませんが、感動は大画面で楽しみたいものです。ノートパソコンやタブレット端末を使えることは、テザリングを活用する大きなメリットに挙げられます。

花見の雰囲気に合った音楽をかける

花見の雰囲気づくりには、音楽の活用も有効です。三味線や尺八など和楽器を使った楽曲をかければ、日本らしい雰囲気を味わえるでしょう。スピーカーもテザリングでつなげられるため、配線でつながなくても音楽を楽しめます。

インターネットを使わずに楽曲をかける場合、事前にダウンロードするかCDなどの媒体を用意しなければなりません。ここでテザリングを活用すれば、花見会場で楽曲を選び、ダウンロードできます。ストリーミングサービスも使えるため、雰囲気に合った音楽を選びやすくなるでしょう。

プロジェクターを使い、壁などに映像を投影する

最近では、無線LANに対応するプロジェクターも登場しています。あらかじめ設定を済ませておく必要はありますが、見せたい画像や動画をパソコンで選び、投影できます。屋外でも壁などに映し出すことが可能。美しい画像や感動する動画を、大きな画面で楽しめます。社有地など周りから仕切られた場所で活用できる方法です。

最近ではパソコンも不要、スマートフォンと直接データをやり取りできるプロジェクターも登場しています。屋外でプロジェクターを使う場合は、家庭用100Vコンセントに対応する電源の確保が課題です。ポータブル電源を用意するとスムーズに使えるでしょう。

テザリング・3つの種類を紹介

テザリング・3つの種類を紹介

テザリングは、3つの方法で実現できます。それぞれどのような方法か、またどのような特徴があるか確認していきましょう。

USB

スマートフォンとパソコンなどの機器を、USBケーブルで直接つなぐ方法です。事前に通信可能なUSBケーブルの準備が必要ですから、スマートフォンと接続する機器の両方に、差し込み口の空きがあるか確認してください。USB-AとUSB-Cの違いもチェックする必要があります。

一方で、安定した通信をしやすいことはメリットに挙げられます。通信しながらスマートフォンを充電できることも見逃せません。

Bluetooth®(ブルートゥース)

Bluetoothを使ったテザリングは、無線を使うことが特徴です。USBのように、事前にケーブルを用意する必要はありません。通信速度は遅めですが消費電力が少ないため、マウスやキーボードなど周辺機器の接続によく選ばれます。

Wi-Fi

Wi-Fiによるテザリングも、無線を使います。単に「テザリング」と呼ぶときは、Wi-Fiを使ったテザリングを指す場合も多いでしょう。通信速度は速く、Wi-Fi 5やWi-Fi 6の場合、最大の通信速度は光回線に迫ります。一方でバッテリーを消費しやすいことに注意が必要です。

テザリングについては、「 テザリングとはなにか?テザリングの設定方法や活用方法を解説 」記事もご参照ください。

種類別・テザリングの方法を紹介

種類別・テザリングの方法を紹介

テザリングでつなぐ方法は、スマートフォンの種類によって異なります。代表的な2種類のスマホである「Android TM 」と「iPhone」について、どのように設定すればよいか確認していきましょう。

Android端末の場合

Androidのスマートフォンでテザリングを行う場合は、以下の手順で設定を進めてください。


1 事前準備 スマートフォンと接続したい機器を、
・USBテザリングの場合はUSBケーブルでつなぐ
・Bluetoothテザリングの場合はペアリングする
2 テザリング方法の選択 スマートフォンでテザリング方法の設定画面を開き、希望するテザリング方法を選択する
3 接続 (Wi-Fiテザリングの場合のみ必要)
接続したい機器の画面から、スマートフォンのWi-Fiアクセスポイントを選んで接続する

iPhone端末の場合

iPhoneでテザリングを行う場合、テザリングの設定は以下の方法で進めます。ここでは、iPhoneとMacをつなぐケースを例に取り上げます。事前にiPhoneでインターネット共有を設定してから進めましょう。


テザリングの方法 手順
USBテザリング iPhoneとMacをUSBケーブルで接続する。「このコンピュータを信頼しますか?」という質問には「信頼」をタップする
Bluetoothテザリング 先にiPhoneでBluetoothの設定画面を表示し、MacでBluetoothを接続する設定を行う
Wi-Fiテザリング iPhoneで「インターネット共有」をONにして、MacでiPhoneのWi-Fiネットワークをタップしてつなぐ

なおテザリングの方法は、「 テザリングはビジネスで役立つ!法人で役立つテザリングを解説 」記事もご参照ください。

屋外でテザリングを使って楽しめる機器の例

屋外でテザリングを使って楽しめる機器の例

花見の場では、さまざまな機器を使えます。屋外でテザリングを活用し、花見を楽しめる機器の例を以下に挙げました。


機器名 代表的な用途や特長
ノートパソコン 大画面で画像や動画を楽しめる。音楽を流すことも可能。Web会議も行える
タブレット ノートパソコンと同じで、より軽い
プロジェクター 画像や動画を壁などに投影し楽しめる
スピーカー パソコンやスマートフォンのそばでなくても音楽を楽しめる
デジタルオーディオプレーヤー ダウンロードした音楽を楽しめる

さまざまな機器を活用し、良い花見の雰囲気づくりに役立てることが可能です。

テザリングを使って海外の方と花見を楽しむコツや注意点

テザリングを使って海外の方と花見を楽しむコツや注意点

テザリングを使って海外の方と花見を楽しむ際には、押さえておきたいコツや注意点が4つあります。それぞれのポイントを確認して、楽しく充実した花見の時間を過ごしましょう。

花見を楽しんでもらえる場所やコンテンツを用意する

日本人にとって花見は年中行事ですが、外国人にとっては貴重な日本文化の体験です。ただ桜を見るだけで、花見の楽しさに気づく方は少ないでしょう。

外国人に花見が楽しいと感じてもらうためには、コンテンツ選びが重要です。映像や動画、音楽など、花見の雰囲気づくりに注力しましょう。職場ではなかなか話せないことをざっくばらんに話せる環境も重要です。プライベートな空間を確保するなど、花見を落ち着いて楽しめる場所を用意することも欠かせません。

お持ちのスマートフォンがテザリングに対応しているか確認を

テザリングを活用して通信するためには、お持ちのスマートフォンが以下の2つを満たす必要があります。事前に確認しておきましょう。

  • 端末がテザリングに対応する
  • 料金プランがテザリングに対応する

テザリングがオプションの場合は、事前に申し込む必要があります。なお「 Rakuten最強プラン ビジネス 」の場合は、申し込み不要でテザリングを活用できます。

なるべくプライバシーを確保できる場所を用意する

花見はさまざまな場所で楽しめます。公園は代表的な場所ですが、テザリングを活用して通信する、大画面で写真や動画を見る用途にはあまり向きません。公園にレジャーシートを敷く程度のスペースでは、プライバシーを守りにくいためです。

花見を心置きなく楽しむには、プライバシーの確保も重要です。柵で囲われた庭や社有地から桜が見えれば、そちらで花見を楽しむことをおすすめします。このような場所なら、個人的なやり取りも人目を気にせずに行えるでしょう。

音が出る機器は周りの騒音にならないよう配慮を

花見ではスピーカーやスマートフォンを使い、音を出して楽しむシーンもあるかもしれません。花見にふさわしい音楽をかける、Web会議システムを使って会話し感動を共有するなどが挙げられます。

参加者は音を出して楽しめますが、周りの方はそう思うとは限りません。苦情が来ては、せっかくの楽しい花見も台無しです。音が出る機器を使う際は、周りの騒音にならないよう配慮してください。

花見の文化を伝えデジタル機器を駆使し、花見が楽しくなる環境をつくろう

花見の文化を伝えデジタル機器を駆使し、花見が楽しくなる環境をつくろう

桜の花はただ見るだけでも美しいですが、友人や知人と過ごす楽しい時間が加わるとより良い思い出になります。和楽器を使ったBGMなど、日本らしい文化を体験できる機会は外国人にとって貴重です。デジタル機器を駆使してテザリングを活用し、楽しい体験を共有しましょう。