【2024年最新版】法人携帯契約の必要書類と契約のポイントを解説
ビジネスでの法人携帯の利用は、社内コミュニケーションの円滑化はもちろん、外部との連絡手段としても重要な役割を果たします。個人契約に比べてメリットも多い法人携帯契約について、基本の必要書類や費用、活用のポイントなどを解説します。
法人携帯契約時に必要な基本の書類3つ
まずは、法人携帯の契約に必要な基本書類について紹介いたします。契約に必要な基本書類は、以下の3つです。
- 法人確認書類
- 申し込み担当者の本人確認書類と在籍確認書類
- 支払い手続きに関する書類
これらの書類に関しては、楽天モバイル法人プランで必要な書類について紹介しています。キャリアによっては必要な書類の種類が違う場合もありますのでご了承ください。
それぞれの書類について、詳しく解説します。
法人確認書類
5法人携帯契約には、まず企業が正式に存在することを確認するための「法人確認書類」の提出が求められます。主に以下の3種類が該当します。いずれか一点が必要です。
- 登記事項証明書（履歴事項全部証明書・現在事項全部証明書）
- 印鑑証明書（商号・本店住所記載のもの）
- 在籍証明書（官公庁のみ）
それぞれ、発行手数料が必要なので注意しましょう。また、発行から3カ月以内であることも条件である場合が多いです。
申し込み担当者の本人確認書類と在籍確認書類
法人携帯契約を行う際、申し込み担当者の本人確認書類と在籍確認書類の提出が必要となります。
まず、本人確認書類は申し込み担当者の身元を確認するために必要な手続きです。
日本国籍の場合は以下の書類のいずれかで確認します。
- 運転免許証
- 顔写真あり住民基本台帳カード
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- 日本国パスポート
- 運転履歴証明書
- 障害者手帳
外国籍の場合は、下記の書類で本人確認が可能です。
- 在留カード
次に、在籍確認書類を確認します。これは申し込み担当者が法人の一員であることを証明するための書類です。社員証や給与明細、名刺などが該当します。
これらの書類を揃えることで、スムーズに法人携帯契約が可能となります。
支払い手続きに関する書類
法人携帯契約時、支払い手続きに関する書類も準備が必要です。具体的には、下記の2つの書類が必要となります。いずれも法人名義のものを準備します。
- 預金通帳及び金融機関届出印（口座振替時）
- クレジットカード
銀行口座の確認書類とは、通常、法人名義の銀行口座が確認できるものです。通帳のコピーなどが該当します。これは、携帯電話の料金引き落とし用の口座確認のために必要です。
楽天モバイル法人プランの詳しい申し込みステップは、下記よりご確認いただけます。
法人携帯契約時に必要な費用について
法人携帯契約を進める際、必要となる主要な費用は以下の2つです。
- 初期費用
- 月々の利用料金
それぞれの費用について詳しく解説します。
初期費用
法人携帯契約には初期費用が発生します。その費用の内訳は主に、「端末本体の購入費用」「契約手数料」「SIMカードの料金」の3つです。
まず、「端末本体の購入費用」について、これは選んだ携帯機種によります。最新のスマートフォンや機能が多いものを選ぶと費用も高額になります。一部のキャリアでは、端末代金を月々の料金に上乗せして分割払いにすることも可能です。
次に「契約手数料」です。これは一度だけ発生し、キャリアやプランによって変動します。多くのキャリアでは、契約時に一定の手数料を請求しています。
最後に「SIMカードの料金」です。新規にSIMカードを発行する際にかかる料金です。キャリアによってはSIMカードの料金が無料の場合もあります。
これらの初期費用はキャリアによって変わってくるので、あらかじめ確認しておくことで後々の予算管理に役立ちます。
月々の利用料金
法人携帯契約の月々の利用料金は主に以下の2つです。
| 基本料金 |
・各キャリアが設定しているプランによって決まる
・データ通信料や無料通話分などのオプションによって月額料金が変動する |
|---|---|
| 通話料金 |
・基本料金に含まれない通話やデータ通信料の利用分が請求される
・ただし、企業向けプランでは社内通話が無料になるプランなどもある |
以下に楽天モバイル法人プランの基本的な月額料金を表にまとめました。
音声＋データプラン
| プラン名 | データ容量 | 月額料金 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 音声＋データ3GBプラン | 3GB | 1,980円（税込2,178円） | 通話、アプリでの画像のやり取り、チャット |
| 音声＋データ5GBプラン | 5GB | 2,380円（税込2,618円） | 通話、クラウドサービスの利用やファイルのダウンロード |
| 音声＋データ30GBプラン | 30GB | 2,780円（税込3,058円） | 通話、営業先との商談やメール |
| 音声＋データ無制限プラン | 30GB | 2,980円（税込3,278円） | 通話、長時間のインターネット利用、Webミーティング |
- ※ 端末代（携帯電話・ルーター）、事務手数料、オプション料金、通話料、ユニバーサルサービス料、電話リレー等は別費用となります。
- ※ 楽天回線エリア内でのデータ通信接続時は、公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行う場合があります。パートナー回線エリアは、プラン毎の容量超過後、国内データは最大200kbps、国際データは最大128Kbpsで使い放題。各最大データ速度で使用時、動画再生・アプリダウンロード等では、時間がかかる場合あり。通信速度はベストエフォート（規格上の最大速度）であり、実効速度は通信環境・状況により変動します。
- ※ Rakuten Link Officeアプリを利用した際のデータ通信は、パートナー回線エリアの高速データ容量としてカウントせず、高速データ容量を超えた場合でも速度制限なくご利用いただけます。なお、この点は予告なく変更になる場合があります。
- ※ 音声＋データ無制限についてはプランデータ利用量が大容量になる場合、また当社設備に影響をおよぼすと当社が判断した場合は、通信を制限または切断することがあります。
- ※ 一定時間以上回線のご利用が無い場合は、回線の利用停止または解約をさせていただく場合がございます。
データプラン
| プラン名 | データ容量 | 月額料金 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| データ3GB | 3GB | 980円（税込1,078円） | メール、チャット |
| データ7GB | 7GB | 1,480円（税込1,628円） | 社内外でのデータ通信、タブレットでの使用 |
| データ30GB | 30GB | 2,380円（税込2,618円） | モバイルルーター |
- ※ 端末代（携帯電話・ルーター）、事務手数料、オプション料金などは別費用となります。
- ※ 楽天回線エリア内でのデータ通信接続時は、公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行う場合があります。プラン毎の容量超過後、国内データは最大200kbps、国際データは最大128kbpsで使い放題。各最大データ速度で使用時、動画再生・アプリダウンロード等では、時間がかかる場合あり。通信速度はベストエフォート（規格上の最大速度）であり、実効速度は通信環境・状況により変動します。
- ※ 一定時間以上回線のご利用が無い場合は、回線の利用停止または解約をさせていただく場合がございます。
楽天法人モバイルプランでは、 Rakuten Link Officeアプリ を利用することで、通話・SMS・グループメッセージを無料でご利用可能です。時間を気にせず通話でき、追加料金もかからないのが魅力となっています。 ※
- ※ 音声+データプランでRakuten Link Officeアプリがご利用いただけます。
- ※ （0570）などから始まる他社接続サービス、一部特番（188）への通話については、無料通話の対象外となります。Rakuten Link Officeアプリ未使用時、国内通話は30秒22円（税込）。
楽天モバイルでは、見積もり作成ページで自社に合った見積もりの作成が可能です。
必要な回線数やMNPの利用の有無、製品、オプションを入力すると見積もりの作成ができます。見積もり作成希望の方は、下記より詳細をご確認ください。
携帯機種変更や乗り換え（MNP）時の必要書類
機種を変更する場合や、MNPによる乗り換え時に必要な書類についても紹介します。
- 機種変更時の必要書類
- 乗り換え（MNP）時の必要書類
それぞれ詳しく解説します。
機種変更時の必要書類
携帯機種の変更を希望する際に必要なものは、以下の3つです。
- 現在使用しているスマホもしくはSIMカード
- 法人確認書類
- 本人確認書類（運転免許証や保険証など）
基本的に必要な書類は、新規申し込みと同じです。現在使用しているスマホもしくはSIMカードが必要になります。
キャリアによっては、すでに本人確認ができているため法人確認書類が不要な場合もあるので、一度問い合わせをするのがおすすめです。
乗り換え（MNP）時の必要書類
法人携帯のキャリアを乗り換えるときには、必要な書類や手数料は新規契約と基本的に同じです。電話番号をそのまま引き継ぐので、プラスしてMNP予約番号が必要になります。
注意点は、MNPには有効期限があることです。楽天モバイルでは、有効期限が10日以上残っている状態で申し込む必要があります。他のキャリアでも有効期限が残っている状態が条件になるところもあるので、予約番号が発行されたら早めに手続きしましょう。
法人携帯契約のポイント
法人携帯を契約して活用するためには、メリットやデメリットについても知っておく必要があります。
法人携帯契約のメリット
法人携帯契約には、いろいろなメリットがあります。
まず、最大の魅力は「コスト削減」です。法人契約では、個人契約に比べて大幅な割引が適用され、月々の携帯料金が抑えられます。とくに複数回線を契約する場合、その効果は大きくなります。
次に「管理の効率化」も重要なメリットです。全社員の携帯電話を一括管理することで、個々の契約や料金支払いの手間を省くことが可能となります。
また、「ビジネス用途に特化したプラン」を利用できる点も大きな利点です。法人契約専用のプランには、通話料が無料になるものや大容量データ通信が可能なものなど、ビジネスに必須の機能が含まれています。
法人携帯契約のデメリット
法人携帯契約には、個人契約と比べて多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
一つ目のデメリットとして、契約者が会社であるため、解約や機種変更などの手続きが個人契約と比べて複雑になることが挙げられます。これらの手続きは、通常、代表者や許可を得た者が行う必要があり、手間がかかることがデメリットです。
楽天モバイルでは、基本的にオンラインで手続きが完了できるので、手間が少なくなります。キャリアによって手続きの方法が違うので、手間についても考慮しておくとよいでしょう。
このような点を理解し、事前にしっかりと対策を立てることで、法人携帯契約のデメリットを最小限に抑えることが可能です。
お得に法人携帯を契約する方法
ここからは、お得に法人携帯を契約する方法について紹介します。
- 料金プランの選び方
- 割引サービスの活用方法
それぞれ、詳しく解説します。
料金プランの選び方
法人携帯契約の際、最適な料金プランの選び方が一つの鍵となります。まず、大きく分けて、データ通信重視型と音声通話重視型の二つのプランに注目しましょう。
データ通信重視型は、Web閲覧やメール送受信、アプリ利用が中心の業務である場合に最適です。豊富なデータ容量を提供しているプランを選ぶことで、業務効率を落とすことなくスムーズに作業を進められます。
一方、音声通話重視型は、外部のクライアントとの電話会議や営業電話が頻繁に行われる業務に適しています。この場合は、フリーダイヤルや通話時間無制限のプランがお得になることが多いです。
また、各キャリアごとにも料金プランは異なりますので、事前に比較検討することをおすすめします。
楽天モバイル法人プランでは、「データプラン」「音声+データプラン」より選択できます。ニーズに合わせたプランの選択が可能です。
楽天モバイル法人プランの料金については、以下より詳細が確認できます。
割引サービスの活用方法
割引サービスを活用することで、法人携帯の契約料金を大幅に低減させることが可能です。主な割引サービスは以下の3つです。
1.複数回線割引
多くの携帯電話会社では、同一法人で複数の携帯回線を契約すると一定の割引が適用される場合があります。回線数が増えるほど割引率も上昇し、大幅なコスト削減が期待できます。
2.長期契約割引
長期にわたり利用することを前提とした契約では、通常よりも安い料金でサービスを利用できる場合があります。
3.期間限定キャンペーン
各キャリアでは時期によっては特別キャンペーンを実施し、普段よりもお得に契約することが可能です。
これらの割引サービスは、それぞれのキャリアや契約条件により異なるため、契約前にはしっかりと比較・検討することが大切となります。
法人携帯契約の注意点
法人携帯契約をする際には、いくつか重要な注意点があります。
1つ目は、契約をする際にすべての必要書類を揃えることです。不備があると契約が遅延する可能性もあるため、確認書類の準備はしっかり行うようにしましょう。
2つ目は、月々の利用料金についてです。プラン内容により変動するため、予算内で適切なプランを選ぶことが必要となります。
また、細かな注意点としては、契約者が代表者である場合、代表者が変更となった際には、速やかに携帯電話会社に連絡することが求められるところです。契約内容に変更があった場合も同様となります。
まとめ
法人携帯契約の際には、必要な基本書類が揃っていることも重要です。これには法人確認書類、申し込み担当者の本人確認及び在籍確認書類、支払い手続きに関する書類が含まれます。
また、初期費用や月々の利用料金を見越した計画も必要です。その際、料金プランの選び方や割引サービスの活用方法についてもしっかり確認することでお得に利用できるようになります。機種変更や乗り換え（MNP）時には、それぞれの手続きで必要な書類を事前に用意することも重要です。このように法人携帯契約の際には、準備と計画が大切になることを覚えておきましょう。
