近年、携帯電話での通信において、データSIMの活用が注目されています。モバイルルーターやモバイル端末、IoT機器での活用など、ビジネスシーンでデータSIMは有効です。データSIMの活用によって、どのようなメリットが得られるのでしょうか?
この記事ではデータSIMの特徴と、ビジネスへの有効性や活用法を解説します。メリットや代表的な用途、データSIMを選ぶポイントを知り、貴社のビジネスにお役立てください。
SIMには、「音声通話SIM」と「データSIM」の2種類があります。 音声通話SIMは、090/080/070などの電話番号で通話ができ、SMS(ショートメッセージ/Short Message Service)の受信も可能で、MNP(ナンバーポータビリティ)にも対応する、いわばフルスペックのSIMカードといえます。
一方のデータSIMは、データ通信のみに対応したSIMカードのことです。音声通話機能はありませんが、インターネット検索やIP電話を使うアプリの利用などが可能です。
データSIMのメリットを順に確認していきましょう。
多くの携帯電話会社では、データSIMの月額料金を音声通話SIMよりも安価に設定しています。一例として、「Rakuten最強プラン ビジネス」の月額料金を確認していきましょう。
容量/プラン名 | 3GB | 30GB |
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データプラン(データSIM) | 980円 (税込1,078円) | 2,380円 (税込2,618円) |
音声+データプラン(音声通話SIM) | 1,980円 (税込2,178円) | 2,780円 (税込3,058円) |
データ通信しか使わない場合は、データSIMを選ぶことでランニングコストを抑えられます。
スマホでの電話をIP電話を使った通話アプリで対応する企業ではデータSIMを選ぶケースも多いでしょう。一方、スマホアプリのなかには、SMSでの認証を要するアプリがあることに注意が必要です。一般的なデータSIMでは、SMSを使用できないため、SMS付きデータSIMを選ぶようにしましょう。「Rakuten最強プラン ビジネス」のデータSIMでは、SMSの利用が可能です。コストを抑えながら、SMSを受信したいという要望にこたえられる携帯電話サービスです。
データSIMを選ぶ際には、デメリットの把握も重要です。代表的な項目を、以下の表にまとめました。
IP電話など、モバイルデータ通信で動く通話アプリが必要です。通話品質は下がる可能性があり、また、通話のたびにデータ通信量を消費します。
音声通話機能がないため、110番や119番などへの通報ができません。
携帯電話会社を変える場合は、元の回線を解約し、新しい携帯電話会社で契約する必要があります。そのため、電話番号が変わってしまいます。
データSIMを、ビジネスシーンで使いこなす方法は4つあります。どのような形で役立つか、紹介していきましょう。
働き方改革の推進に伴い、在宅やサテライトオフィスなどでの「テレワーク」が注目を浴びています。タブレットやSIMフリーノートPCがあれば、場所や時間に縛られずに仕事ができ、人材の確保や業務の効率化につながります。
例えばタブレットを使った情報共有により、会社に戻る時間を短縮でき、業務の効率化につながります。またタブレットやPCでWeb会議を行えば、育児や介護中の従業員も働き続けやすくなります。訪問先で契約手続きまでできるタブレットはスムーズでスピーディな手続きを実現し、営業部門の業績向上と顧客満足度のアップを両立できます。
データSIMの活用は長時間労働や残業の削減につながるためワーク・ライフ・バランスの向上も期待できます。
データSIMはモバイルWi-Fiルーターに組み込んで使用することもできます。近年では様々な場所でフリーWi-Fiを使うことができますが、暗号化されていないフリーWi-Fiなどの場合はデータやカード情報を盗まれるリスクがあります。データSIMをセットしたモバイルWi-Fiルーターを使うことで、いつでもどこでも携帯電話回線を使って通信できます。
「少しでもランニングコストを抑えたい」という希望がある場合、スマートフォンで通話アプリとSMS付きデータSIMを併用する方法があります。通話は無料の通話アプリで済ませ、SMSやデータ通信はSMS付きデータSIMで行うことで、音声通話SIMよりもコストを下げることが可能です。
緊急通報ができないなどの制約はあるものの、通話やデータ通信、SMSなど、ビジネスで必要な機能の多くをSMS付きデータSIMとの併用でかなえることができます。
近年では外部との通信機能をもった、以下のようなIoTデバイスが増えています。
これらの機器は通話しないため、通信機能があれば十分です。データSIMをセットすれば、物理的な通信回線を敷設する必要もなく、設置場所の自由度が高まります。
データSIMはタブレットやモバイルWi-Fiルーター、SIMフリーノートPCの利用に適しています。データSIMの活用において、自社のニーズに合った格安SIMの種類やプランを選ぶことが重要です。
Rakuten最強プラン ビジネスには「音声+データプラン」と「データプラン」があり、ニーズに合わせたプランでお使いいただけます。
プラン名 | データ容量 | 月額料金 | 主な用途 |
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音声+データ3GBプラン | 3GB | 1,980円 (税込2,178円) | 通話 アプリでの画像のやり取り チャット |
音声+データ5GBプラン | 5GB | 2,380円 (税込2,618円) | 通話 クラウドサービスの利用やファイルのダウンロード |
音声+データ30GBプラン | 30GB | 2,780円 (税込3,058円) | 通話 営業先との商談やメール |
音声+データ無制限プラン | 無制限 | 2,980円 (税込3,278円) | 通話 長時間のインターネット利用 Webミーティング |
プラン名 | データ容量 | 月額料金 | 主な用途 |
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データ3GB | 3GB | 980円 (税込1,078円) | メール チャット |
データ7GB | 7GB | 1,480円 (税込1,628円) | 社内外でのデータ通信 タブレットでの使用 |
データ30GB | 30GB | 2,380円 (税込2,618円) | モバイルルーター |
Rakuten最強プラン ビジネスなら大量にデータを使う場合でも、お得な料金で使えます。少量しかデータを使わない場合は低額のプランを選び、さらにランニングコストを下げられます。
Rakuten最強プラン ビジネスはお申し込みをWebで行えるため、24時間いつでもスムーズにお手続きいただけます。データSIMの契約を考えている方は、この機会にぜひご検討ください。