リアンレーヴ行船公園の介護サービス
心と技術で実現する幸せな暮らし
今回お伺いしたリアンレーヴ行船公園はどんな施設で、どんなこだわりでサービスを提供しているのでしょうか。施設長の加藤様、介護リーダーの榎本様に伺いました。
加藤様「私たちのモットーは入居者様の『幸せ』をつくることです。それを実現させるため、5つの取り組みを行っています。おいしい食事による幸せ、快適に住む幸せ、健康でいられる幸せ、楽しく生活できる幸せ、そして最後に介護の質による幸せです。
入居者様の幸せを考えたとき、職員が自由に意見やアイデアを言える環境づくりが大切と考え、私たちは毎週水曜日を職員が集まる日と決めています。
介護技術の向上、入居者様の情報共有、イベントのアイデア出しなどだけでなく誰もが自由に発言できる場を設けています。それらの活動が入居者様の『幸せ』を実現する一助となっています。」
榎本様「介護の姿勢としては、担当ヘルパー制度を実践し、ご入居者様、ご家族様にきめ細やかなサービスを提供しております。日常的介護サービスでは手の届かない個別の要望に応えることを目的として介護職員がご入居者数名の担当をさせて頂いております。個別にケアができるため、入居者様から高い評価をいただいています。」
リアンレーヴ行船公園の居室人数は90名で現在、満床となっています。2階から4階までが居室で、各フロアは左右に15室ほど並んでおり、廊下がとても長いのが特長です。これは歩行リハビリのためにあえて長くしているそうです。
この長い廊下の天井に無線LANアクセスポイントを設置することで、どこにいてもWi-Fiが利用できる環境構築を支援しました。この通信環境がどのように介護現場で役立っているのでしょうか。さらに詳しくお話を伺いました。
活用方法①
職員が利用するスマートフォン
榎本様「これまではプライベートのスマホを使い、調べ物や業務連絡に使っていました。しかし社用スマホとして楽天モバイルのスマホが全職員に配布されたことで、プライベートとの区切りが明確になり、負担も軽減しました。それでも社用スマホは自宅には持ち帰ります。緊急時などの連絡が入るようになっているからです。しかし役割分担もローテーション制になっているため、心理的な負担はそれほどかかりません。何よりもプライベートと仕事を、これまで1台のスマホで行っていたというストレスから解放できたことがとても嬉しいです。」
活用方法②
体動センサーで入居者様の見守り
体動センサーとは何か?どのようにして、入居者様をモニタリングしているのか?法人プランは、どう貢献しているのか?お話を伺いました。
加藤様「体動センサーとは、ベッドマットの下に敷く薄い板状のセンサーで、呼吸、脈拍の計測や、臥床(寝ている姿勢)などを感知します。無線LAN機能が搭載されているため、Wi-Fiを通じて職員のスマートフォンで入居者様の状態を24時間モニタリングしています。具体的には、体動センサーのデータがリアルタイムでスマートフォンに送信され、入居者様が寝ているか起きているか、または脈拍や呼吸の異常がないかを確認できます。その結果、夜間の見守り業務が効率化され、入居者様の健康状態をより正確に把握できる環境が整備されています。Wi-Fi環境は廊下の天井に等間隔で機器を設置していますが、楽天モバイルが構築支援してくれたおかげで安定した通信環境が実現し、データをとりこぼすことがなくなりました。」
今後の展望
未来の介護を見据えたDX推進 デジタル化でさらなる質の向上へ
DX推進とデジタル化の具体的な取り組みについて、木下の介護様の今後の展開をエリアマネージャーの岩澤様に伺いました。
岩澤様「木下の介護では、介護の質向上や職員の負担軽減だけでなく、スマホを中心としたDX推進をさらに加速させる計画です。
これまで紙ベースで行われていたケアの記録は、2024年10月からスマホで入力できる環境が整備されます。また、勤怠管理や業務管理、職員間のコミュニケーションもスマホを使って簡単に行えるよう、デジタル化を進めていきます。楽天モバイルには様々なソリューションが用意されているため、その活用方法などを担当の乾さんに相談中です。」
※ 掲載内容は取材当時のものです。